秋の恒例行事となった、10月の山線。狙いは、紅葉、ハロウィン、そして初冠雪の羊蹄山です。ニセコビュープラザで、羊蹄山の恵み(野菜、豆腐など)を買うのも楽しみの一つ。近くにこんな素敵な鉄路があって今は幸せですが、数年後に無くなるのはほんとうに辛く悲しいこと。(2023/10/18)
ニセコ駅のハロウィン。今年はこんな感じです。カボチャはいつもより右の位置に整然と積み上げられています。
やはり、晴天は気持ち良いです。ナナカマドの実を入れて。
続いて、私の世界遺産「小沢駅」。派手な紅葉ではありませんが、晩秋色に染まった駅、ここからの眺めがいっそうメルヘンです。1日1度の交換風景を撮りました。
そして、お目当ての羊蹄山。山線に到着した時は、山頂は厚い雲に覆われていましたが、お昼を過ぎると、ご機嫌が直り、お姿を現してくれました。
山頂の雲は完全に無くなり、背景は青空になりました。まだ薄っすら雪化粧ですが、あと一ヶ月で、山麓まで真っ白になります。今年ももうすぐ冬。
締めはニセコ駅。ニセコ大橋から。ニセコ駅と反対側のカーブ。紅葉が綺麗です。
ここ(ニセコ大橋)からは新緑の季節にも撮りました。私の中では「ドラクエに出てくる町」のイメージです。
冬タイヤに履き替えました。この日を境に、寒くなりました。羊蹄山の雪の面積が着実に増えていると思います。
一趣味人にとっては素晴らしい山線。しかし、地元後志の皆様にとっては、新幹線は潤いをもたらしますが、一方で生活鉄路としては得難い山線だと思います。廃線と引き換えにバス等の代替手段が確保できても、将来が保証されるわけではないことは夕張の例を見れば明らかです。
このままあっさり無くしてほんとうによいのでしょうか。経済負担は地元だけでは無理なこと。JRは新幹線と引き換えに在来線の責任はお役御免と言うのであれば、道や国、そして政治家の出番です。誰も走らない高速道路整備を精力的に行い、長期間無料で開放する余裕があるのなら、少しでも地方鉄道に振りむけていただきいと思います。鉄道は最も地球環境に優しい輸送手段です。山線は有珠山噴火時には迂回ルートの役割も果たせます。現状を踏まえ再考されることを切に願っています。
白老鉄日記vol.150「羊蹄山初冠雪」でした。
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