GALLARY

在京の頃は、年の瀬の慌ただしい雰囲気、1年を総括する気分が好きで、仕事が一段落した後、荒川線や江ノ電をブラブラしたものです。今は年の締めは北舟岡散歩が定着しつつあります。今回の年末年始は9連休でした。今の私には関係ない話ですが、大晦日は紅白、新年は箱根駅伝観戦と以前と同じ過ごし方。年明けの3日の午後、北舟岡散歩で初撮りとなりました。体調良く、気分の良い年明けです。(2024/12/28、2025/1/3,5)

年末12月28日の午後、2024年の締めの撮影にと北舟岡へ。天気はイマイチでしたが、冠雪した有珠山が美しい。この日から走り始めた年末年始の臨時北斗を撮りました。

北舟岡珈琲蒸留所で、夕日を眺めながら一服。いろいろありましたが、最後は暖かく心地良く一年の締め。

年が明けて2025年。1月3日の午後、北舟岡散歩です。この日も天気はイマイチ。長和の雪景色を撮って早々と退散。ここ(長和)では、駒ヶ岳がしっかり見えている条件で、改めて撮り直したいと思います。

1月5日、買い物がてら北舟岡散歩。今年初羊蹄山です。

北舟岡で、北斗を2本撮りました。雲が厚くなってきたので、夕日は諦めて帰宅しました。

今年は、「地元で撮る」「地元を撮る」をモットーに、時刻表には載らない車両を含めて、「日常」を撮っていくつもりです。

白老鉄日記vol.221「年末年始」でした。

道民になって4巡目の季節をめぐった2024年。 古希を迎えたり、人生初の入院があったりしましたが、撮影活動への影響はほぼ無く、趣味人としては充実した1年であったと思います。TOP画は、今年撮影した中で、いちばん「お気に入り」の一枚です。理由は、好きな場所からの撮影だから。登るのがけっこうたいへんな場所ですが、今年も登ることが出来ました。

1月 札幌、午前四時
必ずやって来きます。しかし時間は分かりません。雪降る極寒の夜明け前、「これ」を待つモチベーションは何なのか。それは、「冬の北海道を象徴するシーン」を撮りたいから。ここでしか見られないシーンを撮り逃したくないから。(札幌市電 西15丁目)

2月 会心の冬の朝
快晴の朝、霧氷の朝、ピンネシリが見えた朝。トップナンバーがやってきた朝。2025年3月には無くなってしまうこの駅。これを上回る条件では、たぶん撮れないと思いますが、もう一度、最後の冬に訪ねたい。(根室本線 東滝川)

3月 さよなら金山湖
季節や天候を問わず、多様な表情を魅せてくれた金山湖。 最後の訪問で、念願のワカサギ釣りと鉄橋を渡る根室線を撮ることができました。(根室本線 東鹿越・金山)


4月 夢をありがとう
足掛け10か月にわたり、札幌の街を走った夢電車243号車。故郷岐阜の路面電車が蘇ったような気分で、札幌の街を巡った10か月。おかげで、札幌の四季の美しさや すすきのや狸小路だけではない素の札幌を知ることができました。(札幌市電 西15丁目)

5月 荒川線の薔薇
東京在住頃は、荒川線の薔薇を撮って夏を迎えるのが年中行事でした。所用で訪れた東京。暑さも懐かしい晩春の大塚で、薔薇撮りをしました。(都電荒川線 向原)

6月 日が長い季節
季節によって日照時間が大きく異なる北海道。冬は16時を過ぎるともう真っ暗ですが、夏は20時でもまだ空が明るい。残照が美しいタイミングで到着した長万部行です。(室蘭本線 北舟岡)

7月 二代目はハッピーイエロー
先代のタラコ色ノートは、3年間で12万キロ走ってくれました。二代目の相棒は、ハッピーイエローのe-power。私を新たな旅に誘ってくれると思います。(室蘭本線 静狩)


8月 60から70へ

盛夏から晩夏へ。車両は40から150へ。急ぎ足で過ぎていく北海道の夏。
私は60代から70代へ。車両は変われど鉄路よ続け(函館本線 落部・野田生)

9月 ゆめぴりか
災害の年、猛暑の年でしたが、北海道は大きな災害が無く、 無事に秋を迎えることができました。 9月は収穫の季節。長和の田園は黄金色の海。その先にはホンモノの海と洋上の駒ヶ岳。豊作を祝うように三色H100がやってきました。(室蘭本線 有珠・長和)

10月 桜のリベンジはナナカマドで
北海道では、街路樹でよく見かけるナナカマド。まず実が赤くなり、次に葉が紅葉。落葉後も赤い実が雪の季節まで残ります。春の桜では車と被ってしまった530。秋のナナカマドでリベンジできました。(函館市電 末広町)

11月 マジックアワー
これが今年のベストの夕暮れ空。帰り道に黄金駅に立ち寄って、たまたまやってきた列車を適当に構えて撮ったもの。三脚立て、列車通過と日没を計算して狙った夕焼けよりも、この写真が良い。邪気無く撮った直感構図は、リアリティがあります。(室蘭本線 黄金)

12月 キハが見える病室
今年は人生初入院、しかも4度も。病室から日高線のキハ40が見えました。転んでもタダでは起きない私。 退院すると、消灯の無い自由な身が嬉しい。体が回復して空腹感が蘇りました。(日高本線 苫小牧)


人生は旅のようなもの。この旅がいつまで続くのか分かりませんが、まだまだ続けたいと思います。そんな私の2024年の旅(人生)のハイライトを、写真集にまとめています。

12月は2度札幌を訪ねました。圧倒的な降雪量、ホワイトイルミネーション、そして除雪車ササラ電車と、路面電車撮りにとっては「冬こそ札幌」なのです。本来ならば、道央や道東で、雪まみれのローカル線を撮りたいところなのですが、そこは病み上がりなので、窓を開ければ撮影ができる札幌でリハビリを選択しました。(2024/12/15-16,23₋24)

今年も雪ミク電車とホワイトイルミの季節。訪ねたのは日曜日なので、雪ミクが外回りを走る日。ススキノ交差点を行き交う車が途切れる僅かなタイミングを突いて、ちょっぴり雪も降る、良い絵が撮れました。

流し撮りも。シャッタースピード1/8。しっかり止まりました。早々と宿に戻りました。

夜中はまったく雪が降らなかったので、ササラはあまり期待できませんが、宿の窓からススキノ方面に走り去ったのを確認して、徒歩2分の資生館小学校前で撮りました。早朝からご苦労様です。

もう一つ、今回撮りたいテーマ。それは、綿帽子を被ったようなナナカマドの実と緑の市電。お目当ての中央図書館前のナナカマドは実を落とさずフサフサ。思い通りの景色が撮れました。

一週間後、再び札幌。お昼過ぎについて早めのチェックイン(前回と同じ宿)。昼寝をして夕方少しお散歩。三越前のライオンサンタは去年と同じ構図。今回はフィッシュアイです。赤白のプラム薬局の車両を待って撮りました。

ススキノ交差点で、スナップ撮って宿に戻りました。

夜から朝にかけて雪は降らない予報でしたが、直前の天気予報を見ると、朝方少し降る予報。多少の期待を持って就寝。いちおう四時に起きて窓を開けましたが、雪は降らなかったようで、ササラ電車は静かにススキノ方面に走っていきました。再び眠り6時過ぎに起き、せっかくなので歩いてすぐの資生館小学校辺りで始発電車を撮ろうと外へ出ると、なんと吹雪です。始発電車が来る約5分前の写真がこれ。こんな感動的な写真が撮れるなんて、夢にも思いませんでした。

ササラ電車が除雪した線路を、静かにやってきた始発電車です。

外に出ていた時間は、ほんの15分ほどです。宿に戻りゆっくり朝食を食べ、チェックアウトまでまったりしていました。窓を開けると、再びササラ電車。

エキサイティングな滞在になりました。気になるのは、ゼブラカラーの旧型を今シーズンまだ見ていないこと。引退が近いとは思いますが、もう一度除雪の雄姿を見たいものです。

子供は元気ですね。私も早く体調100%回復して、元気に飛び回りたいと思います。

白老鉄日記vol.220「窓を開ければ2」でした。


ふたたび入院。お陰様で具合はよくなったので、リハビリを兼ねて日高線へ。樽前山が白くなりました。ひとつ朗報があります。キハ40がダイヤ改正以降も日高線は続投されるとか。来年も元気に撮りたいですね。(2024/12/8)

北風ぴゅーぴゅーの跨線橋。待つ時間が辛いですけど、苫小牧の街中とは思えない雄大な写真が撮れます。

勇払駅です。冬の雰囲気。誰も降りず、誰も乗らない。

すっかり枯野になった原野。真冬のフリーズした世界が楽しみ。

浜厚真駅です。ここは乗客あり!

病室からの眺め。日高線が見えました。転んでもタダでは起きない私。

今年の一文字は「金」でしたが、私の今年の一文字は「病」かな。来年は「健」にできますように。

白老鉄日記vol.219「冠雪樽前山」でした。

今年3度目の入院。退院後、リハビリを兼ねて札幌へ。季節がガラッと変わり寒い日でした。病上がりなので無理をしないようにと思っていましたが、ホテルの窓開けると、目の前を市電が走っていました。(2024/11/23-24)

こんな雪なら、夜明け前の街で、ササラを待ちますが、今回はホテルの窓から。暖かい部屋からササラを撮ることができました。

ススキノで折り返し、帰ってきたササラ。除雪した後が黒くなっていますね。

ビッグ(電車)とビッグ(車)の並びです。

雪ミク電車も走り始めました。道民4度目の冬が開幕しました。

白老鉄日記vol.218「窓を開ければ」でした。

11月も明日で最後。今年も残り1か月になりました。樽前山はまだ地肌が見え、平地でも雪が積もった日は無く、冬の到来が遅れています。ただ日は着実に短くなり本日の日の入りは16:03です。遅めに起きるとすぐに日が暮れる感じです。今月の黄金・北舟岡散歩をまとめて記事にしました。TOP画は11/9の黄金からの羊蹄山。10月の初冠雪以来の登場。雪の面積が少し増えました。(2024/11/9,13,21,25,26)

11月9日北舟岡。貨物同士の離合が撮れました。この数日後、森付近で貨物が脱線。数日で復旧しましたが、原因は線路の腐食であることが分かりました。そうなった理由は何であれ、鉄道の安全運行は問答無用で必須です。

11月13日、伊達野菜を仕入れての帰り道に北舟岡駅。立ち寄ったのは短い時間でしたが、素敵な夕暮れでした。フィッシュアイが捕えた晩秋の夕日と北斗。狙った構図です。

午後の北舟岡駅待合室と駐輪場。日常風景も絵になる北舟岡駅です。

北舟岡駅から延びる道路は、北海道では珍しい銀杏並木。もうすぐピークといった色づきでした。次は午前順光で、海を入れて撮ろうと思いましたが、次訪ねたときはすっかり落葉していました。

夕日だけ撮って、列車は撮らず帰路に就きました。

帰り道、黄金に立ち寄りました。ちょうどやってきた上り普通列車。後追いで撮りました。自分で撮った写真なのに、現像してPCで観た時、ちょっとウルウルするほど感動してしまいました。チャチャっと撮った割にはいい写真が撮れました。DECMO、やるなぁ~。

11月25日、この日は羊蹄山が、スーパー「くっきり」。前回から半月。雪の面積が着実に大きくなりました。

こんなに見えるなら!と、1年ぶりに俯瞰場所から。北斗が5分遅れで通過しました。高台で20分ほど強い北風を受けながら待ちましたが、無事に降りると膝がガクガク。まだ登れそうだけど、ここに登るのは今回を最後にしようと思いました。300ミリ単焦点は頼りになります。最後に相応しい良い1枚になりました。

11月26日、所用で南千歳へ。時間つぶしに早来へ。ここは伊達ではありませんが、同じ室蘭本線なのでこの記事に含めます。この日は午後から嵐になる天気予報でしたが、夕張岳がまだ見えていました。前山は紅葉が残り、奥山(夕張岳)は冠雪。秋と冬が同居する素敵な1枚になりました。

早来駅で、コーヒーブレイク。

白老鉄日記vol.217「晩秋伊達散歩」でした。

旧友との旅の終わりに訪ねた日高本線。1か月振りです。いつもは通院後に安堵の気分で立ち寄る場所ですが、旅の流れで訪ねるのもまた格別です。天気は回復傾向。風強く、いかにも勇払原野らしい風情で、日没までの午後、楽しい時間でした。(2024/10/28)

午前10時に赤平で根室線を撮って、高速に乗り、余裕で午後の日高線に間に合いました。まずは腹ごしらえと、鵡川の「いごごろ」で蕎麦を食べ、勇払川の川面から撮影開始です。やってきたのは「むかわ竜」。3種類あるうちでは、最も日高線らしい車両が来て切れました。

撮影機会は午後の2往復4本です。次は原野で撮ろうと待っていると、恵庭岳が見えてきました。関東からの友人には良きプレゼントになったと思います。

虹も出ました。こういうタイミングでは、中々列車は来ませんね。

次が最後の1往復。午後3時台。光るススキを狙いましたが、太陽の位置が9月とは異なり、逆光になりません。それでも枯れすすきは晩秋らしく絵になります。

そしてラストは、浜厚真の国道から。今回も列車通過と日没が一致するタイミングでした。

新千歳空港に友人を送りして、2泊3日の撮影旅を終えました。元気に旅ができた満足感で帰路に就きました。
白老鉄日記vol.216「枯れすすき」でした。

物理的に動ける範囲で撮りたい場所がいくつかあります。時間に余裕がある身の上ですので、それらの場所は原則毎月訪ねることにしています。札幌もその一つ。今回は雨予報でしたが、紅葉目当てに訪ねました。予報通りの雨で撮っているときは今一つ気持ちが乗りませんでしたが、1年365日、こんな日もあります。貴重な秋雨の日の日常鉄道風景が撮れました。(2024/10/22-23)

月イチの所用で札幌です。紅葉には少し早いと思いますが、まず訪ねたのが、「北海道開拓の村」。ここは、道内各地から建築物が移築されて作られた開拓時代の札幌を再現した町です。当時も鉄道がありました。馬車鉄道です。勿論馬車鉄道も再現されています。

↑上の写真で遠くに見える青い服を着た男性は、馬糞を処理する係員さんです。馬車鉄道の苦労も再現されています。開拓村の入場料は1,000円ですが、65歳以上は無料。高齢者に優しいテーマパークです。

市内は曇り空。街路樹はまだ色づき前。ここ(中央図書館前)の銀杏並木だけ見頃でした。

山の銀杏は見頃です。ソフトに流し撮り。LEDがしっかり見えます。

いつものウインダムガーデンに一泊して、翌朝は本降りの雨。ですが、せっかくなので本数の多い7時台~8時台に撮影してきました。

たまたま下車したロープウェイ前にて。けっこうな雨量で、傘を差しながらの撮影も大変なので、数本撮って引き上げました(;^_^A

撮っているときはテンション上がりませんでしたが、撮った写真を見ると、雨も悪くはないなと。山の紅葉、霞んでいますが、風情あります。

白老鉄日記vol.215「秋雨の札幌」でした。
街路樹が色づくタイミングで再訪したかったのですが、旨く時間が作れず、今年の札幌の紅葉はこれだけとなりました。

八王子を出発して一昼夜、猫を後部座席に乗せて津軽海峡を渡り、北海道に来たのが3年前の2021年10月でした。夢に見た北海道暮らしは、楽しいことばかりではありませんでしたが、そんなことも含めて楽しく過ごせた3年間でした。そして、北海道生活4年目が始まりました。(2024/10/21)

羊蹄山の初冠雪は、季節の変り目の証。今日は見られるだろうと早朝到着した黄金駅です。ほんのちょっぴりですが、雪を被った羊蹄山を見ることが出来ました。これから雪の面積が増えていく様は景色としておもしろいです。

北舟岡駅にも寄りました。最近はワンパターンで、室蘭本線は、黄金、北舟岡、長和ばかりです(^^ゞ 3年前はもっといろんなところに行ったのですけどね。最近は深く狭く。

ススキの原っぱが晩秋らしい

特急待ちで、海側の側線に停車中の普通列車。乗客が海を見にホームに。心に残る風景が見られる駅です、北舟岡。

10月末に畑終い。今年はオクラ、キュウリ、ピーマン、エゴマ、小松菜など豊作でした。

10月は、道東巡り、根室線と遠征をしましが、地元の季節感もしっかり撮りました。
白老鉄日記vol.214「羊蹄山初冠雪」でした。

去年の今頃は、根室線(富良野口)最後の紅葉で大盛り上がりでした。今年の根室線(滝川口)は、炭鉱で栄えた時代を想像しながら、静かに楽しむ旅でした。
前線が通過してお日様が見えない時間が多かったこともあり、よく言えばシック、時折差す秋の日差しが印象的でした。齢70、体調を気にしながら撮影を続けるフェーズになりました。自らの強運を信じて、長く桜や紅葉を楽しめたらなあと思います。(2024/10/26-28)

新千歳空港で旧友Aさんをお迎えし、早来で一本撮って、お昼は岩見沢でラーメン(お目当ての栗山町の廬山が臨時休業)を食べ、午後1時に東滝川駅に到着しました。ここで最近お知り合いなったCさんと合流。この日は3人での撮影となりました。来年3月で廃止決定の東滝川駅。利用者は少ないですが、駅の花壇はいつも手入れ良く花で溢れています。

私にとっては毎回の場所(東滝川駅を望む国道)から、撮影開始です。冠雪前ですがピンネシリもしっかり見えています。やってきたのは北海道色。午後の逆光で防風林の紅葉も美しく、秋らしい1枚になりました。

次の列車は、Aさんのリクエストで茂尻駅と人道橋を見通す場所から(トップ画)。今回の旅を象徴する1枚となりました。芦別で交換する列車がすくにやってきます。同じ茂尻で場所を変えて撮りました。紅葉もまずまずでした。

北海道の秋の日は早く、日没は16時半。前回もここで夕日を撮りましたが、季節が進み、今回は線路の先に日が沈む巡りでした。山の端に日が落ちて約5分後、富良野行がやってきました。なんだか黒っぽい。側面の残照を期待しましたが、やってきたのは紫水でした(;^_^A それでも、すっきりと晴れ渡り、石狩の山々がシルエットのように浮かびました。満足度の高い秋の夕暮れでした。

10月も終わりに近い時期です。日が落ちて冷えてきました。「もう一本」撮って締めようと、ストーブのある芦別駅で。真っ暗です。ここで解散。Aさんと私は宿に向かいました。

二日目。天気は下り坂予報ですが、朝のうちは晴れていました。富良野方面に向かいましたが、霧が出ていました。上金剛山に登れば雲海が見られたと思いますが、野花南駅は雲海の中。この日最初に1枚です。せっかくの北色2両なのに、、、。

さらに富良野方面に進みましたが、山はまったく見えず。ちょうどやって来たのはこの車両。紅葉は綺麗だったのですけどね。リズムがイマイチな二日目です。

この後、赤平方面に戻り、いくつか撮りました。曇天で視界もイマイチ。紅葉がほぼ見頃だったのが救いです。この後、留萌本線を訪ねました。

Aさんのリクエストで雨竜川の鉄橋。ここは構図はAさんにお任せして、私はイージーに同じ場所で撮らせてもらいました。立派な鉄橋です。久しぶりに見たキハ54です。再来年には廃線になる留萌本線。良い記録になりました。

そして、これが私のお目当て。秩父別駅の「ハロウィンステーション」というイベントです。10/26と27の2日間限定です。地元秩父別町の有志の方々が準備されたものですが、全てが期待以上、訪ねて良かったなぁ。ネタ(車両)は追いかけませんが、こういうネタは好きです。心から楽しめました。

夕方に根室線に戻り、この日の締めは上芦別駅。日が沈んで20分後。空色の具合が最高のタイミングで列車が到着。これを撮って、早々と宿に向かいました。温泉が素晴らしい、秋の夜長を過ごすには最高の宿です。

最終日は、宿で朝食をいただいて、写真趣味人としては、遅めの撮影開始です。貨物を撮るのが目的で野花南で撮影準備をしていたところ、その前にやってきた普通列車が国鉄色。やはりこの車両は千両役者です。

富良野から戻ってきた国鉄色を赤平で撮って、今回の根室線を締めました。天気は回復傾向で石狩の前山や滝川の市街地が見渡せました。富良野口のような絶景は求められませんが、滝川口は別の良さがあることがよくわかった訪問になりました。続いて、日高線に向かいましたが、後日別記事にいたします。

追伸。赤いキツネと緑のタヌキの標識。道内でも3か所だけというレアなものです。助手席からAさんに撮っていただきました。

白老鉄日記vol.213「晩秋の根室線」でした。

旅の備忘録(今回の宿)
10月26日 雲海の里かもい岳(初宿泊。歌志内市内。赤平まで15分。大浴場のある清潔な宿。コスパ良し)
10月27日 芦別スターライトホテル(温泉、食事など申し分なし。お気に入りの定宿)

10月中旬の5日間、秋の道東を巡ってきました。
丸瀬布(遠軽町)を皮切りに、オホーツク海に出て網走で二泊。斜里から南下し釧路で一泊。釧路からは太平洋に沿って走り晩成温泉(大樹町)で一泊。襟裳を回って旧日高線を巡りながら帰路に就きました。
天気良く、紅葉もほぼ見頃。先を急がず食と温泉を楽しむ旅でした。鉄分は薄めでしたが、振り返るとけっこう撮っていました(;^_^A (2024/10/13-18)

朝白老を出て、途中深川でお昼(ラーメン)。紋別道を走って午後二時頃、白滝に到着。紅葉はほぼ見頃でした。午後の逆光も立体感があって良い感じ。

いこいの森では、雨宮21号に会いました。ここも紅葉は見頃です。最初に宿泊地は瀬戸瀬温泉。お湯がとても良い温泉です。

瀬戸瀬の朝は、冷え込みました。常紋に行くほどの鉄旅ではないので、遠軽駅で大人しく玉ねぎ列車を撮影です。紅葉はまだまだでしたが、朝日が当たり、長く伸びる貨物の影が秋らしい。

夏に続いて、森の中の駅交換。キハ283同士の交換、いつまで見られるのでしょうか。

いこいの森に再訪して、白煙モクモクの雨宮21号を撮って、網走に向かいました。いこいの森の雨宮21号の運行は来週まで。冬季休業前に会えて良かったです。

朝のオホーツクです。朝霧が出ていましたが、徐々に晴れてきました。浜小清水駅の列車交換です。ここは真冬は何度か撮りましたが、秋は初めて。10年以上前ですが、北浜の馴染みの方から「釧網線は秋が良いのよ」とお聞きしました。その言葉を思い出す、味わい深い情景でした。

遠くに見えるのは濤沸湖です。海岸沿いの丘陵地帯を走る釧網線。久しぶりに持参した2.0テレコンを300ミリに装着して捉えた1枚です。

秋鮭釣りで賑わうオホーツク海。これも秋の北海道を象徴する光景です。

網走に2泊後は、釧路に向かって南下。途中、シラルトロ湖では、渡り鳥の群れが見られました。

釧路の夕日。たまたま訪れた日がラッキーだったと思います。平日でしたが、大勢の外国人観光客が見学していました。

釧路では「食」も楽しみ。夜の末広町では、ザンギの店、海鮮の店をハシゴしました。
その後、旅の最後の宿泊地「晩成温泉」で一泊し、襟裳から日高線廃線跡に沿って北上し、旅を終えました。
昆布干しの浜です。何度も訪ねた場所。錆びた線路が残っていました。ここを列車が走らなくなって10年。ようやく懐かしい気分で訪ねることができました。

白老鉄日記vol.212「秋の道東巡り」でした。

備忘録として、旅の記録
10月13日(日) 瀬戸瀬温泉ホテル
10月14日(月)~15日(火) ドーミーイン網走
10月16日(水) グローバルビュー釧路
10月17日(木) 晩成の宿

港まつりから2ヶ月。函館の街は秋の装いです。本格的な紅葉はまだ先ですが、坂道のナナカマドの赤い実に秋を感じます。omo5開業特別価格に釣られて、初秋の函館に行ってまいりました。車の運転があまり好きではない私には200キロが移動限界。北は富良野、南は函館までが守備範囲です。(2024/10/1-2)

色づきはじめた函館山。街の紅葉ももうすぐですね。

十字街から末広町にかけて、季節のアイテムを探しながら街歩き。ありました、坂道のナナカマド! 一本だけ、葉まで色づいた木が。

天気は晴れたり曇ったり。まずは坂下から。

本命の古豪530、ドキドキしながら待ちました。旨く行きました! 昭和の切り取り。春はこの場所で、桜越しに撮ろうと構えていると530通過時に、スマホ婦人が乱入。見事なほどに被ってしまいましたが、秋にリベンジを果たせました。

ドックから戻ってくる530もここで撮ろうと、いろいろ試し撮り。

やっぱり、一番輝くナナカマドを大きく入れるのかいいかな。

最終的には、更に退いて、木全体を大きく入れて撮りました。赤い車が良いアクセントになりました。最高の秋!

湯の川温泉の足湯にも行ってみました。熱湯です。気持ちいい~

日中は函館本線。夕方に函館に戻り、市電はこれが締め。

次は、紅葉ピークの頃に訪ねたいと思います。
札幌と函館、2つの街の路面電車、いつまでも元気に走りますように。
白老鉄日記vol.211「秋はナナカマドから」でした。