GALLARY

在京の頃は、9月と言えば彼岸花で、休日は、赤い花目当てに小湊・いすみ鉄道に出かけていました。一方、北海道の9月の花はエゾノコンギクです。道端や高速道路の法面を「紫」に染めます。近づいて見ると菊の花なんです。花期が短く季節の狭間に咲くので、旅行者の頃は気づきませんでしたが、今では(私の中では)初秋の代名詞です。線路端にも咲くので、今年は少し撮ってみました。(2025/9/15,19,23,26)

家から(車で)5分。登別の海岸です。海越しに見えるのは室蘭の町、その先にそびえるのは大沼の駒ヶ岳です。噴火湾を挟んでちょうど一直線なんです。よく晴れた日限定ですが、ご近所の絶景です。

いつも羊蹄山を撮る黄金駅の踏切。ここは絶景狙いですが、この日はほっこり写真になりました。列車通過後に悠然と線路を跨いでいきました(;^_^A

田植の頃から撮ってきた長和の田園。入院のため肝心な時期に訪ねられず、訪ねた日は既に稲刈りが終りかけ。ここのお米は近隣のコンビニで売り出されるので、毎年買っています。

9月は夏野菜の本州への輸送のピークです。十勝で獲れたジャガイモを本州に輸送する通称「芋臨」という臨時の貨物列車が走ります。ジャガイモ満載の100個のコンテナは迫力があり、美しい編成です。

芋臨を撮った早来駅。この日は奥山(夕張岳)もよく見えました。少し紅葉も始まっていました。

エゾノコンギクとキハ40。文部省唱歌「野菊」は、この花がモデルなんだそうです(札幌の作詞家石森延男の作品)。

白樺のあるホーム。

白老鉄日記vol.252「9月の花」でした。

在京時代、9月のお題は彼岸花でした。北海道の9月は急速に日が短くなり後半は木々が色づき始めます。華やかな夏が終わり、ちょっぴり寂しい季節です。お目当ては勇払原野の薄野。とても広大です。場所や時間を変えながら、3年前から撮り続けましたが、逆光ギラギラよりも、逆光になり始めたお昼過ぎ頃の優しい白(この写真)がベストの結論。勿論、美意識には個人差がありますので、あくまで私の感想です。(2025/9/1,3,8,16,23)

9月1日。所用で札幌。小雨模様でしたが、勇払で一本だけ撮りました。悪天候下で撮ることは稀なので、これはこれで風情ある1枚になりました。

9月3日、快晴予報でしたので、早起きして朝練。始発3連に間に合いました。まだ列車側面に日が回らず、残念な1枚です。日の出前に撮れるのもあと1か月くらい。車体に日が回ることを期待して10月上旬にリベンジしたいと思います。

同じ列車を望遠で撮ったものです。雨上がりでしたので、湿原がキラキラ光りました。もう少し退いて撮るべきでした。ワンチャンスだったのでちょっぴり後悔です。というわけで、この朝のお目当てのキハ40三連でしたが、不完全燃焼でした。

朝の勇払駅。ホームは苫小牧に向かう人々。利用者あっての鉄道。嬉しくなります。

雨上がりは水溜まり探し。ありました!

9月8日、午前に苫小牧のクリニックに通院。検査結果も良かったし、天気が良かったので、支笏湖にドライブ。支笏湖では、湖畔に聳える風不死岳が主役で樽前は控えめに姿を見せてくれました。

いつもは勇払原野から超望遠で撮る恵庭岳。支笏湖からは標準レンズで。穏やかな秋の午後でした。

9月16日、午後から勇払原野へ。実はこの間、体調ちょい悪化で入院して内視鏡手術を受けました。体調回復後のリハビリ鉄です(^^ゞ

踏切からの逆光ススキです。これは旨く撮れました。

午後4時台の勇払原野。恵庭岳バックに超望遠、私の定番です。

9月23日、早くも色づき始めた勇払原野です。季節は巡る、道民として5回目の紅葉です。

気温低下とともに、野菜たちの成長も鈍化。そろろそ畑終いです。今月は鷹の爪がよく獲れました。試しに炒め物に入れたら超スパイシー! 上出来です。

白老鉄日記vol.251「9月の薄野」でした。

近年、8月も9月も暑く、夏と秋の境目がよくわからなくなりましたが、気持ち的には夏と秋とは大違い。前者は華やかで、後者は祭りのあとのようなちょっぴり寂しい季節。そんな華やかな夏、今年は遠征は少なめで、ほぼ地元で過ごしました。(2025/8/10,13,15,16)

8月10日には、団臨がありました。かつての循環急行いぶりをイメージし、室蘭本線をキハ40ツートン1両走りました。まずは、早来で。駅のホームはオオハンゴンソウが花盛り。

早来駅近くにある鶴の湯温泉の池は、蓮の花が見頃。北海道では珍しい蓮の名所です。

急行いぶり、もう一か所で撮りました。母恋は昭和の雰囲気が残る素敵な駅。急行いぶりとは相性良しです。

北海道も暑い日が続きました。我が家はエアコンが無いので、車を運転しているときがいちばん快適。晴れた日を選んで伊達散歩をしました。夏の朝の北舟岡駅。

午後の黄金駅交換。夏の羊蹄山は雪が無く締まりがないですが、雪に代えて、ちょうど小さな雲が山腹に。

北舟岡定番構図。跨線橋のテッペンではなく、半分ほど下に降りると、海の雰囲気がリアルに伝わることを発見。こうした小さな気づきが大切です。

長和の田圃も色づいてきました。あと1か月くらいで収穫でしょうか。無事に収穫を迎えられますように。

我が町白老で、785系を撮る。ここは毎年ものすごいセイタカアワダチソウの群生で、菜の花のようです。

竹浦駅を通過する785系すずらん。このところ785系の登板が多いようです。バックのテーブルマウンテンは倶多楽です。

ウチ野菜、今年は土を整え、雑草を小まめに取ったお陰で、いつものキュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマト、青じそに加え、種から小松菜、春菊、オクラ、新しいところでは、鷹の爪、枝豆、トウモロコシ、そしてスイカを作ることができました。中でもスイカはダメもとで買った小さな苗が畳1畳ほどに伸び放題で、いくつかのスイカに育ちました。甘くておいしかったです。

白老鉄日記vol.250「地元で夏」でした。

生まれて初めて相撲を「生」で見ました。現役時代はスポーツニュースで結果をチェックする程度でしたが、リタイアすると日中にテレビ観戦できるので、相撲観戦は楽しみな娯楽になりました。今年は何年かに一度の札幌巡業。行ってきました。一泊して札幌市電も撮ってきました。TOP画は横綱を締めるシーンです(2025/8/18-19)

夏巡業、行って良かったです。力士が身近で見られたこと、力士は肌に張りがあり均整がとれ美しことに感動しました。また特定力士を贔屓にする相撲女子がけっこういることにも驚きました。

札幌は定宿ウィンダムガーデンに泊りです。夜に狸小路で少し撮影。一応市電が写っているのですが、ポラリスなので目立たないですね。

8月も後半になり、暑さが和らいだ札幌。これまでは札幌を訪ねても暑すぎて撮影は見送っていたのです。改修なった赤レンガ庁舎。狸小路から望遠で。

新装開店した4丁目Placeの3階テラスからの眺めです。市電の新たなビューポイント。ホワイトイルミ撮るには良い場所です。

夏の緑の大倉山ジャンプ台を背に。札幌市電が往来する光景。冬も良いけど、夏も良いですね。札幌らしい景色です。

この日は、緑のどさんこ電車が3両も走っていました。資生館小学校電停からすすきの方面を望む

三吉さんの狛犬越しの札幌市電。今回の締めの1枚。

良き小旅行でした。夏巡業のお土産の「ざぶとん」です。
力士の皆さんは、1カ月もの長丁場。札幌の次は青森、旅をしながら稽古して、各地の土俵で観客を喜ばせる。巡業で強くなると言われますが、プロとは言え、たいへんなお仕事と思いました。

白老鉄日記vol.249「大相撲夏巡業」でした。

8月は2度日高本線を訪ねました。いずれも道民になってからのお仲間さんお二人と。両日とも好天で、夕暮れまで粘り、この季節に相応しい写真がざくざく撮れました(^^♪ 
8月は夏から秋へと季節が変わる月。北海道もそれなりに暑かったですが、下旬にもなると薄が穂を開き、朝晩は涼しくなりました。なんとか無事に71回目の夏を乗り切りました。次の季節も穏やかで楽しい月になりますように。(2025/8/9&23)

8月9日、午後からの訪問。いい雲が出ています。勇払原野は夏盛り。オニユリが咲いていました。みんながっかりのこの色(紫水)でも絵になります。

この日の狙いの一つ、勇払の恵比寿神社の例大祭。幟と鳥居で祭りの雰囲気(縁日は別の場所で、日高線とのコラボは無理でした)。でも、夕方の光線がとてもいい感じ。風に揺れる幟の向き良し、列車も旨く収まって「こんな写真が撮りたかった」が撮れました。

夕暮れには焼けました。列車通過のタイミングもバッチリ。紫水と戯れた1日。

半月後の8月23日。この日も午後から。季節は進み、穂を出したススキが逆光で光るシーンを楽しみに。快晴です。流れる夏雲を追いかけながら右に左に立ち位置を変えながら撮りました。

午後3時台の往復。日が少し傾いてきて、光線もやや逆光になってきました。

線路に沿ってススキ、午後の樽前山のシルエットとともに。

そしてクライマックス。運良く地平線に雲は無く、ススキが光る展開。この日の日没は18時20分頃。その30分前(17:50過ぎ)の列車通過です。日に日に日没は早くなるので、この列車をモチーフに光るススキを撮れる機会は、今後あるかないかの確率。ラッキーでした。

更に1カット。

この列車が鵡川から戻ってくる頃は、日が沈み、残照で色が残る空。勇払川で撮りました。窓のシルエット狙い。ラストに季節の変り目を象徴するような切ない1枚に満足です。

白老鉄日記vol248「夏から秋へと」でした。
まさに、タイトル通りの写真が撮れました。年間写真集やカレンダーを作るうえでも満足な日高線訪問でした。

道民5年目の夏。4年連続で函館港まつり(8/1-5)に行ってきました。宿はいつものグローバルビューのプレミアムタワー(早々と4月に予約)。滞在中は快晴続きで、海風が爽やか。ゆったりのんびりの3泊4日でした。TOP写真はホテルのベランダからの眺め。夏雲に隠れていますが、下北半島が真正面です。(2025/8/1-4)

チェックインも早々に、花電車撮りに出かけました。人手(運転士)不足なのでしょうか、今年から花電車の運行が減り、ワッショイはこだて期間中は運行なしになりました。したがって、これが日中では唯一の撮影機会です。三両数珠繋ぎは物珍しく、ライダーさんもチラ見していますね。

運行機会が減ったとはいえ、花電車専用車両が運行されること自体、路面電車ファンとしてはありがたい機会です。

初日は、花火大会。夜になるとさらに爽やかで汗かかずの見物でした。花火はいつもと同じく海の近くで観ましたが、電車通りでも観ました。残念ながら市電通過中には花火が上がらず、来年のお楽しみにします。

二日目。朝練です。爽やかな朝です。夏雲モクモク。いつも雲は被写体として意識していますが、ちょうど旧型車両がやって来た時に、雲の形の最高! 満足です。

夕方からは、ワッショイはこだて(パレード)の1日目。大泉市長を先頭にパレード開始です。今回は、函館駅前と市役所前の間に椅子を持参して陣取りました。

パレードは、初日と二日目では、場所が異なるだけでなく、出し物も同じではありません。また、年によって花電車の登場の仕方が違っています。今年は踊りを先導したり、後ろに付いたりと、中々おもしろい登場でした。

そして、ハイカラ號も登場します。

三日目の朝練です。夏の緑と朝の空気が気持ちよく、少し撮ってホテルに戻り、朝食です。

わっしょいはこだて(パレード)の2日目。場所は五稜郭公園前方面に変わります。いつも素晴らしい踊り(北島三郎の祭り)を見せてくれる函館市役所のチーム

消防署の見事な演技

凄い人だかりの中、GLAYのTERUさん(函館ご出身)が、祭りを盛り上げてくれました。

二日目のパレードでは、花電車はラストに3両揃って登場です。

今年も楽しい3泊4日でした。去年の港まつり以降、5回入院をしましたが、いま、ひとまず元気であること感謝です。
白老鉄日記vol.247「函館港まつり22025」でした。

今年は、日高本線だけでカレンダーが作れるように、毎月せっせと通っています。7月は「釣果良し」で、思い描いた夏景色が撮れました。
最近、何事につけ手掛ける事が億劫になり、また複雑なことが面倒になりました。昔は、マメで物覚えよかったのですけどね。このサイトの更新もそんな訳で滞りがちです(^^ゞ (2025/7/10,23,25)

7月10日、午前中は通院。結果は問題なく、心置きなく日高線へ(病院から撮影場所まで車で10分です。)。やってきたのは「山明」という深い緑色。原野も深い緑色。やってきたのが分からないほど景色に溶け込んでいました(;^_^A これはアカンと一往復撮って帰りました。

7月23日、天気予報に期待して、早朝家を出て始発から撮りました。夏の恵庭岳が薄っすら見える朝。始発の三連は恵庭岳を入れて。分かっていたとは言え、この季節は側面に光が当たらず、鉄道写真としては成功とは言えません。景色に救われました。

若いススキを発見。早くも秋の気配です。列車側面に光が当たらず。夏雲の若いススキと景色が良いだけに、余計に悔しい1枚。

ならば正面ねらいの景色が撮れる、浜厚真で。

水に映る夏空を入れた代わりに、本物の夏空は思い切ってカットすることで、車両のコントラストが落とせました。これでOKかな。朝練終了です。

7月25日 午後の訪問です。午後は車両側面に日が当たります。

日高線で宗谷色。苫小牧所属になってくれてありがとう。まさか勇払原野で宗谷色が撮れるなんて(^^♪

夕方の列車は、18時前後。まだ日が高いのでマジックアワーにはなりませんが、凪を期待して勇払川の河原へ。水鏡はイマイチでしたが、夕暮れっぽい切ない写真が撮れました。わたし的には今年最高の鉄道風景が撮れた感じ。

後追いも美味く撮れて、満ち足りた気分で家路につきました。

白老鉄日記vo.246「夏全開」でした。

撮影に出かけるときは、撮りたいものがあります。撮りたいものが思い通り撮れた時は嬉しいものです。それ以上に嬉しいのは思いがけず想定外のものが撮れた時です。今回の函館旅では両方とも実現しました。良き旅でした。(2024/7/14-15)

旅は一泊二日で函館泊。狙いは紫陽花です。台風接近で生憎の空模様ですが、紫陽花撮りには好都合かも。途中立ち寄った大沼です。青空が広がり雲間から駒ヶ岳が姿を現しました。湖面には思いがけず睡蓮が見頃。旅の始まりで素敵な出会いです。

函館の宿は、いつも利用するグローバルビュー。マンションタイプの部屋は食器付きで簡単な調理もできて快適です。チェックイン後、紫陽花のロケハン。例年より1週間早い訪問でしたが、ちょうど見頃。「感」が当たりました。

翌朝は、青空が見え、日が差しています。天気予報が良い方に外れた感じです。まずは青柳町の坂の紫陽花。ここで撮るのは初めて。

十字街に戻ると、ちょうど旧型車両がやってきました。(イカすロケーションという函館市交通局提供の位置情報サービスで車両の動きが掴めます)

この朝の目標は、古参車両530。事前に日和坂で、いくつか撮りました。ここの紫陽花がいちばん見事です。個人が手入れをなさっておられると思います。感謝しながらの撮影です。

そして本命の530号車。車やバスと被りませんようにと祈りながらの撮影。大丈夫でした。

函館ドック前から戻ってきた530号車。相馬ビルの緑とのコラボ、街路樹の緑を額縁にして。

オマケのワンカットです。

満ち足りた気分で朝練終了。宿に戻りました。ゆっくり11時まで滞在してチェックアウトしました。

帰りに立ち寄った、大沼・小沼の間にある月見橋。ここで睡蓮が咲いていることを期待して。ありました睡蓮。この花との鉄道風景は初めてです。

同じ場所で撮った16年前(2009年)の写真です。季節は7月初め。コウホネです。

白老鉄日記vol.245「思い通りと思いがけず」でした。

北海道の真夏は7月です。7月は晴れの日を選んで三度訪ねた伊達市界隈。長和の青田や、線路端のノラニンジン、夕日の北舟岡など、目当て(撮影目標)のものが撮れました。そしてトウモロコシ。こちらを訪ねるたびに朝採れを買いました。(2025/7/8,12,24)


7月8日 久しぶりの快晴予報に早朝出かけました。羊蹄山は見えませんが駒ヶ岳が見えた朝でした。

朝の長和の田園。稲は順調に成長し、青田になりました。広角で貨物列車の長い編成。北海道らしいスケール感で撮れました。

伊達道の駅で、出始めたトウモロコシを買って、再び北舟岡駅。雲一つなく空も海も青一色です。

素晴らしい天気なので、四季島通過まで粘りました。

よく撮影する稀府の羊蹄山バックの場所。シンボルの木、真夏はこんなにもっこりでした。

7月12日、夕日狙いで午後の遅い時間に出かけました。羊蹄山は見えません。駒ヶ岳もボンヤリでしたが、夕方の日差しを浴びて、デクモのボディが良い輝き。

北舟岡駅、午後6時過ぎ。まずは順光で貨物の離合。

この日の日没は午後7時15分。傾いた夕日と北斗(6時50分ごろ)、そして日没直後に到着した東室蘭行き。素晴らしい夕日ショーでした。

続いて、7時30分過ぎに到着した長万部行。ちょうと空は夕焼け。良い日に訪ねられました。

7月24日。快晴予報、そろそろ咲いたかとノラニンジン狙い。黄金駅は期待どおりのノラニンジン。羊蹄山も見えています。一発目は6時50分の下り。

8時台の貨物まで、黄金駅で粘りました。期待どおりの写真が撮れました。

伊達道の駅でトウモロコシと夏の野菜を買って、北舟岡駅。ここもノラニンジンが咲いていました。真夏らしい景色です。

そして、駅前の高台にある「北舟岡珈琲焙煎所」でコーヒーブレイク。噴火湾と列車を眺めながら、冷房の効いた店内で至福の時間。

白老鉄日記vol.244「真夏の噴火湾」でした。

久しぶり、といっても約1か月振りですが、所用の合間にちょこっと日高線。すっかり夏色になっていました。午後のひととき、空は雲無く、6月らしい爽やかな原野でした。新たに苫小牧の所属になった宗谷色が見られるかもと期待しましたが、やって来たのは‥‥(2025/6/24)


久しぶりの勇払駅。駅前の木々も緑濃く、夏景色です。

13時台の鵡川行。原野の湿原です。青空あり、適度に雲もあり。ここは広角と望遠の2台体制で。どの車輌かな。ワクワクします。やってきたのはツートンさん。これはお好みです。
原野2:空1の割合で広角で撮った「爽やか構図」です。

以下は望遠で撮ったお馴染みの平凡な構図です。

鵡川からの返しは、緑の直線で。手前が本命カットです。木々の間に見え隠れする車両。手前の緑の線路を活かすと、北海道らしい風景になりました。

そのまま、鵡川で買い物したり、休憩したり。次の15時台は鵡川駅で撮りました。この先は線路はありません。それが今の日高線です。ここへ来て行き止まりの線路を見るたびに、砂に消えた線路を思い、悔しい感情が蘇ります。

白老鉄日記vol.243「夏色の原野」でした。

東京が「旅する場所」になって数年が経ちました。帰る家がないのはちょっと不思議で寂しい気分ですが、「現役時代の週末の癒しの場所」を久しぶりに訪ねるの大きな楽しみです。今回も検査目的の上京でしたが、結果はまずまずで、空き時間を有意義に過ごすことができました。(2025/6/21-22)

検査が無事に終わったので、友人の写真展を観るために千駄木へ。乗り換えで下車した御茶ノ水駅の変貌に驚き、聖橋から撮影する外国人旅行者の多さに驚き、、、。でも、この眺めは変わりませんね。

千駄木から王子へ。明治通りを歩き、飛鳥山の跨線橋から青空を入れて都電を撮ります。梅雨はどこへ行った?!

飛鳥山から都電に乗車。やってきたのは荒川線50周年記念号でした。1974年、都電の生き残りである27系統と32系統が統合され「荒川線」と名乗るようになりました。その頃私は大学生で、荒川線は青春の思い出の場所でした。あれから50年、、、感慨深いです。

西ヶ原4丁目で下車し、次の停留所(新庚申塚)まで歩きます。一駅ごとに絶景が見つけられるのが路面電車。ありました、梅雨明けの花アガパンサス。東京は紫陽花からこの花に主役が交代する時期なのですね。

庚申塚のいっぷく亭で、かき氷を食べて散歩終了。高齢者は無理をせず、明るいうちに宿に戻りました。

翌日は北海道に戻る日。便が夕方なので、東村山の北山公園を訪ねました。お目当てはアナベルです。北山公園は在京時代に訪ねたことがありましたが、もう一度行きたい場所の一つでした。東村山駅を降りても、駅前には行先看板ひとつないところも素朴で気に入っています。しかしこの日は34度の猛暑。バスに乗ったのが判断ミスで、2キロ以上歩かされる羽目に。

それでも満開のアナベル見たらテンションが上がりました。もう一度これを観られて良かったです。

東村山から西武園までの西武線は、単線で1時間に約3往復。今も昭和の電車が元気に走っています。この車両の第一号車は1977年デビュー。私が社会人になったのと同じ年。同期の桜です。

アナベルの森は、木陰で乾いた風が心地良く、とても素敵な時間でした。

2時間ほど撮って、撮影終了。北山公園は菖蒲で有名です。すでに終わっていましたが、こんな感じ。

2025年、梅雨の東京、良い時間を過ごすことができました。

日の長い季節、田植え直後、夕方、そして勿論快晴で対岸の駒ヶ岳が見える。
そんな条件が揃うと見ることができる胆振地方の絶景です。今年も何度か足を運び、感動風景を目にすることができました。(2025/5下旬~6月下旬)

5月23日、旧友と伊達温泉に宿泊して迎えた朝。ようやく田に水が入り始めた時期でした。対岸の駒ヶ岳は良く見えましたが、風があって水鏡にはならず。今年の絶景チャレンジのスタートです。


6月1日、晴れ予報で訪ねました。田植えも始まり、綺麗な水鏡。しかし、駒ヶ岳は霧の中

6月6日、函館からの帰りの夕方、立ち寄りました。貨物と普通列車の離合。面白いシーンが撮れました。

6月9日 四度目の正直でベストな条件。水鏡も何とか間に合いました。この時初めて「上」に登りました。アプローチの道が廃道になり草茫々、途中倒木もあって往生しました。絶景の代償に毒毛虫に刺されました。


それから1週間後、6月17日。稲は成長し青田になってきました。やっと会えたツートンDECMO。青田には似合います。

さらに一週間後の6月25日。もう真夏の風景です。本州に帰る四季島を撮りました。

白老鉄日記vol.242「田園、噴火湾、駒ヶ岳」でした。