未来は霧の中(箱根登山鉄道)

わたらせ渓谷鐡道に始まった私の近隣の紅葉鉄道巡りは、小湊、いすみ、荒川線、江ノ電、そして箱根と行き切りました。これまで数十年お世話になった鉄道にお礼参りをした感じで。それぞれがそれぞれらしく、しっかりと記憶と記録のメモリーに残る訪問となりました。フィナーレの箱根は霧の中。霧は視界不良(先行不透明)ではなく、今を楽しくするもの、ワクワクとした未来を暗示するものと思います。そんな写真が撮れたかなと思います。(2020/12/5)

行きたかった箱根。しかし、11月のトップシーズンの密を避け、師走の雨の日、急きょ訪問を決断し、早い時間に出かけました。霧のかかる出山信号場、どうやら紅葉には間に合った感じです。

大平台で下車。昨年は台風19号の被害で運休でしたので、紅葉期の訪問は2年ぶり。小雨模様で、しっとりとした紅葉です。紫陽花の時期は混雑し中々撮れないべスポジで。

同期の旧型車両がやって来ないと訪問目的は達成できません。やってきました。嬉しい80/1000です

傘を差し落ち葉ふみながら、大平台を散策します。

世代交代が進み、やってくるのはアレグラばかり。1000形も貴重な車両になってきた感じです。

強羅から降りて来た旧型を撮る頃には、霧が濃くなってきました。色温度も変わり、いい感じの後追いになりました。さて次は彫刻の森へ。

さすがに彫刻の森の紅葉はピークを過ぎていました。

強羅の餃子センターカーブ。落葉が進むモミジですが、色合い良く、雨に濡れ艶々しています。

地面には、まだ秋が残っています。

季節をテーマにデザインしてみました。

アレグラとモミジ、これは合いますね。この車両、初めて旨く撮れました。

霧が濃くなってきました。そろそろ下山します。

宮ノ下で途中下車。霧の箱根の山と温泉街の坂。いつもはもっと人通りがあるのですが。

80/1000を、小涌谷に登ってきます。

帰りにも大平台に寄りました。すでに日没に近い時間、紅葉流し。(足回りを不自然にカットしていますが、ガードレールがあるからです。)

締めの塔ノ沢。今回は紅葉ピーク過ぎの訪問でしたが、標高の低い塔ノ沢は紅葉ピーク。色づいたこの駅を初めて見ました。まだ次の週も十分見頃でしょうね。

フィナーレです。春にもう一度会えるかな。それとも雪景色かな。いずれにしても終焉間近な同期の友です。もう少し頑張れ山登り。最後まで無事に務めを果たしてください。そんな気分でお見送り。

師走の箱根。日が暮れるまで粘りました。わさび漬け買って帰ります。私の未来は霧の中です。
special thanks to Moha type2 and fogs.

四季の旅写真Gallery Annex

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