数年前、荒川線の新愛称の公募の際、選択肢の1つに「東京ローズトラム」があり、これで決まりだろうと思いました。荒川線といえば薔薇ですから。5月も半ばを過ぎ、今年は季節の進みが早いので「薔薇は盛り過ぎたかも」と期待半分で出かけましたが、花は真っ盛りで例年以上の咲きぶりでした。撮れなかった去年の分、撮れなくなる来年以降の分まで、いっぱい撮ってきました。なごり雨の薔薇です。(2021/5/16)
荒川線沿線で薔薇が見らるのは、三ノ輪~熊野前、荒川車庫界隈など荒川区中心ですが、豊島区の大塚も「大塚バラロード」が見事であり、私にはこちらの方が馴染みがあります。
薔薇と鉄道、鉄道写真と捉えるとけっこう難しいのですが、薔薇ファーストで、鉄道はアクセントと考えると自ずと撮り方が定まります。
もちろん、正解なんてありませんが、荒川線の薔薇をけっこう長く撮ってきて得た私なりの結論というか、楽しみ方です。この一枚は普通の鉄道写真です。こんな感じのところですよという意味も込めて。
もう1枚。普通の鉄道写真風の1枚。電柱広告、質屋が多いですね。
曇り空でしたが、雨が落ちてきました。
この紅白の薔薇のアレンジ、今回見つけた一番のポイントです。いつもは目立たない存在のバイトレットの8800形、いい味出してくれました。赤いバラが雨に濡れて光っています。
とあらん10周年! かっこいいHMです。女性運転士さんですね。
白薔薇とローズピンクの8800形。
箔が付き存在感が増してきた8500形を、薔薇でフレームのように囲んであげました。豪華な1枚になりました。
バイオレット8800形が入ると、オシャレで華やかな雰囲気になります。今日はこの車両が助演男優賞みたいな感じです。
薔薇の位置を先に決め固定します、車両は旨く収まってくれれば御の字の構図。
荒川線沿線では、こんなレトロな日常を収めておくのも重要です。かれこれ2時間、楽しい散歩でした。都電と薔薇撮り、足掛け15年、一区切り・撮り納めです。Fin.
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