天気予報が良い方に外れ、思いがけず黄昏空に羊蹄山。晩秋の北海道は早くも雪景色でした。写真を整理しながら当時の感動が蘇ります。2016年、仕事はまだ現役真っ只中だった頃でした。
新年初撮りは荒川線から。まだ東京さくらトラムとは呼ばれず、7000形が日常でした。(都電荒川線 庚申塚)
真冬の別寒辺牛湿原。何度も登った丘からの眺めですが、こんな好条件で撮れたのは初めてです。何気に映るエゾシカの群れとワカサギ釣りのテントが北海道らしい(花咲線 厚岸・糸魚沢)
運行終了が話題になっている釧路の石炭輸送の貨物。走るかどうかわからない中、寒い中30分ほど待って、踏切音が鳴った時は大喜びしました。(太平洋石炭販売輸送臨港線 春採)
夜明け前のブルーな時間帯、朝の普通列車はキハ40の4連です。荒天が真冬を演出してくれました。(石北本線 遠軽)
真冬の北海道の次の週は、三浦半島で満開の河津桜を愛でる。日本は広いです。(京急 三浦海岸)
別れの三月。この年は、カシオペアとはまなすが運行終了。夜行列車が無くなった年でした。(千歳線 植苗・美々)
いつか訪ねたい憧れの地だった、京都丹後鉄道由良川鉄橋。ようやく念願が叶いました。(京都丹後鉄道 丹後由良・丹後神崎)
久しぶりに春の小湊鉄道。トロッコ列車や、スケールアップされた石神の菜の花畑が、春爛漫の最高の舞台になっていました。(小湊鉄道 養老渓谷・上総大久保)
桜が開花。ワンチャンスの週末は都内をぶらぶら。外堀を走るスーパーあずさ。今は無きE351系がまだ颯爽と走っていました。
恒例春のわたらせ。草木湖畔のサンレイク草木に泊まって、沢入駅で朝の列車を撮る。訪ねるタイミングによって花の種類や咲き具合が異なるので、毎年新鮮な気分です。(わたらせ渓谷鉄道 沢入)
この写真をFacebookにアップしたとき、或る方から「画面に電車を配置することで、新緑の美しさをより感じることができる。まさに鉄道写真の醍醐味ですね。」とコメントを頂きました。そういう心がけで撮っているのでとても嬉しく思いました。(箱根登山鉄道 彫刻の森・小涌谷)
都内屈指の紫陽花鉄道「井の頭線」は、通勤定期で行けます。毎年5月下旬には満開になります。お手軽に撮れる初夏風景です。(井の頭線 明大前・東松原)
夏の鉄旅は、道東へ。音威子府は自然のお花畑状態。千両役者キハ183系サロベツを撮り、名物音威子府蕎麦を食べました。(宗谷本線 音威子府)
この年の冬廃線となった留萌本線の留萌・増毛区間。暑寒別岳バックに最後の夏を撮りました。(留萌本線 増毛・箸別)
夏の選挙で、小池さんが都知事に。オリンピックイヤーは尾久八幡様の本祭で、勇壮な神輿が出ました。(都電荒川線 宮の前)
初めての初秋の箱根。大平台で小さい秋を見つけました。(箱根登山鉄道 大平台)
花火大会は、秋が良い。日が短く早く始まり、秋の海風心地よく。しかし、花火と列車を合わせるのは難しい。(江ノ電 鎌倉高校前)
切ない季節の切ない夕暮れ時。記録より、最後にここで7000形を撮った記憶が残りました。(都電荒川線 学習院下)
江ノ電と紅葉。海辺なので塩にやられる年も多く、これまでなかなか紅葉に巡り合えませんでしたが、ようやく叶いました。(江ノ電 江ノ島)
毎年訪ねる、箱根の紅葉。2016年は旧型が一両引退興行で旧塗装(ブルー)になりました。(箱根登山鉄道 大平台)
仕事を片付けて、年末年始はゆっくりと北海道。大晦日まで仕事漬けだった頃が懐かしいですが、60代ともなれば、こんな過ごし方も許されますよね。(室蘭本線 白老)
以上、2016年(3年前)の総集編でした。
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