今年(2019年)は、上総の鉄路(小湊鉄道、いすみ鉄道)を約10年ぶりに通年で訪ねようと決めて、雪景色、菜の花、桜、紫陽花、夏空と季節を刻んできました。そんな中、9月に入り台風15号で甚大な被害を受けた千葉県。小湊鉄道も倒木や停電の影響を受け1週間以上の運休を余儀なくされました。9/14は菜の花の種まきイベントの予定がありました。当初は訪問するのも憚れましたが、予定通り実施するとの連絡が主催者からありました。このような経緯で、9月は小湊鉄道には、里見での菜の花の種まき、石神の彼岸花と、2度訪問しました。(2019/9/14&28)
千葉在住の友人Aさんのお誘いで、菜の花の種まきイベントに参加しました。ちょうど、小湊鉄道が全線復旧した日でした。種まきを担当したのは里見駅周辺。トロッコ列車が到着すると、いつもの光景が見られました。
来年の春には、一面の菜の花! 春の訪れがいっそう楽しみになりました。
種まきを終えると、近くの中学校の体育館でカレーを戴きました。帰りに寄った海士有木駅。台風被害で、屋根瓦の一部が崩れていました。一株だけ見つけた彼岸花、台風に負けず健気に咲いていました。
がんばれ、小湊鉄道! この貴重な鉄道遺産がほぼ無事であったことに安堵の一日でした。
種まきイベントから二週間後。9月月末の土曜の朝、超早起きをして、千葉へ。目当ては石神の彼岸花です。
上総牛久駅では、交換のため数分間の停車。秋空が広がります。今日一日への期待が高まる朝です。
秋空の下、並んだキハ200.養老渓谷を目指します。列車は上総中野行きなので、渓谷駅から石神まで歩いても、返しの撮影には間に合う勘定です。
そして、10年ぶりに訪ねた彼岸花の里(春は菜の花の里)。そのスケールアップに驚きと感動。しかし、場所選択の時間はなく、上りがやってきます。素晴らしい雲が浮かんでいます。「あきぞら」重視で最初に1枚。
午前中はトロッコの運用がなく、次の列車まで約2時間の待ち時間。車を使わない身分としては少し辛いところですが、ちょうど見頃の彼岸花を撮ったり、本を読んだり、、。
2時間後にやってきた養老渓谷行き。いつもだと、新宿さざなみに乗ってこの列車に乗るんですよね。今日は早く来たんだなと我ながら感心。畦に沿って、斜面には一面の彼岸花。晴れてこその赤です。
養老渓谷からの返しです。実はアングルファインダーを先月(たぶん、いすみ鉄道のどこかに)置き忘れてしまい、アマゾンで安いのを買いました。彼岸花撮影には必携なのです。
撮影者は10名ほど。菜の花の時期ほどではありませんが、自由に動き回るのは難しい人数。あそこで撮りたいなと思っても、他の人の構図に入ってしまい、自ずと撮影の選択肢は狭まります。
次の列車(上総中野行き)です。この日は午後から曇る予報でしたが、予報通り雲が増えてきました。ぎりぎり青空が間に合いました。
中野から戻ってきた上りを撮る頃には、日が無くなりました。
日が無くなると、モチベが下がります。トロッコ撮って終わりにしようかな。そんな気分で撮った1枚。写真は正直です。やる気が画像に表れています。
そんなわけで、養老渓谷に戻り、次の列車までの待ち時間、足湯に浸かりました。
朝が超早かったこと、足湯に浸かったことで、すっかりお開きモード。この日は横断切符を買ったので(買ってしまったので)、いちおう上総中野行きに乗りました。
上総中野では、ちょうど急行列車に乗れる巡り合わせ。しかし、乗ったとたんに爆睡し、気が付いたら終点大原でした。予定していたいすみでの彼岸花撮影はできませんでした。
以上、9月の小湊&いすみ鉄道でした。行く前は、欲張ってあちこち行こうと思いがちですが、歳と体力を考えて1か所に集中すべきでした(反省)
地球環境の変化でしょうか、毎年のように繰り返される大きな風水災ですが、先般の台風15号では千葉県を中心に大きな被害がありました。日頃よりお世話になっている千葉での大きな被害には心が痛みます。被災された千葉の皆様の生活が、一刻も早く日常に戻りますようお祈りし、微力ではありますが応援をさせていただきます。
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