雪煙紀行②(宗谷・石北本線)

旅が終わって一週間。まだ辛うじて仕事現役の私は、忙しく課題多き日常に埋もれています。そんな中、ふと思い出す会心の旅のシーン。また野生動物たちに会いたいな、地響きする貨物を撮りたいな、美味しいラーメンを食べたいな。もう次の旅が始まっているのかもしれませんね。旅の中盤は、宗谷本線から石北本線へ。(2020/2/7~11)

富良野ではマイナス35度を記録した朝。当地豊富もマイナス23度と、滞在中最低気温でした。早朝、宿をでました。

セコマで朝食買って、前日撮影した豊富の撮影ポイントへ。何度も追っかけて撮る歳でもないので、ここでじっくりラッセルを撮る予定。下りの普通が遅れかウヤか、上りの特急宗谷が先に通過。新雪を巻き上げて豪快な雪煙!

その後一時間強の待ち時間は、雪で視界不良になったり、寒かったりでけっこう長かったですが、ちょうどラッセル通過時分に、雪は止み、青空まで広がるという「鉄道写真あるある」とは逆の展開。2台体制で構え、まずは望遠で豪快なラッセルシーン。会心の一枚。

続いて標準レンズで青空を取り込んで。四回転サルコーには挑戦せず(流すのはやめ)、無難に普通に撮りました。こちらが私好みかな。思わず笑ってしまうほど、さらに会心の一枚。

これだけのシーンが撮れると、あとは余韻。ゆっくりと次のポイントに向かいました。(昨日と同じ場所)。ラッセル通過前に、臨時のキタキツネ号が悠々と通過しました。

そして、宗谷ラッセル、冬の王者の登場です。昨日以上に切れ味あるお天気。もう満腹です。

最後に音威子府で撮って、東慶橋はもういいかな、と。大満足の宗谷ラッセルでした。

ゆっくり行きましょうと、せっかくなので音威子府の黒い蕎麦を戴きました。合鴨蕎麦、美味かったな

名寄駅で、キハ40入場券を買い、道の駅で、昨年好評だった凍った饅頭を買って(2時間自然解凍して食べます)、北剣淵駅。林間の素敵な小駅でした。

蘭留あたりで南線のラッセル撮る時間が過ぎてしまったので、和寒で撮りました。どうせラッセルしないだろうと、踏切を渡るシーンも、逞しい。

素晴らしかった宗谷本線もフィナーレです。締めはこの駅(塩狩)です。

快速なよろを撮って、高速に乗り、遠軽を目指しました。

一気に白滝。夜の6時を回り、冷え冷えです。ちょうと石北ラッセルが特急通過待ちで待機中でした。今夜のお宿はノースキング。晩飯にはギリギリ間に合って、温泉に浸かり、早めに就寝しました。


翌朝、冷えこんだ生田原の夜明け。これで3日続きの晴れ!

冬場は常紋峠に向かう林道が除雪されていないので、遠軽駅で始発普通列車を撮ります。以前はきれいなキハ40の4連でしたが、今は3連で54サンドです。それでも貴重な鉄道風景であることには変わりありません。

そして石北貨物、いわゆる玉ねぎ列車は、いつもの白滝ではなく、遠軽駅近くの直線で。これがなかなか良い感じ。目の前を通過する重量感、久しぶりに味わいました。

遠軽発車は、お決まりのコース。スイッチバックして、雪べったりの顔が「冬こそ北海道」ですね。

生野、金華と、貨物を撮りました。

留辺蘂駅で、特急大雪。以前はあまり気合入れて撮らなかったキハ183.今や貴重な車両となりました。

遠軽駅に戻り、キハ40入場券、2種類目ゲット。半月前はほとんど雪がなかったらしいですが、私たちの訪問に合わせて?冬らしい装いです。

お昼は、新しくできた道の駅で。デザートはソフトクリームです。これも北海道では外せません。

再び、高速に乗って、美瑛・富良野を目指しました。旅も後半です。(つづく)

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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