キハの国から2020(秋の函館)

初めての秋の函館は、初めての北海道新幹線で。豪華な新築ホテルでの二泊三日、初日曇り、2日目曇り、最終日は鉄日和、やっと晴れてくれました。あの国民的ご当地ソングを口ずさみながら、江差線当時とは様変わり、色とりどりのキハあり、赤いEH800あり、たまに四季島ありと、すっかりエキサイティングになった道南いさりび鉄道で、津軽海峡ぉ秋景色ぃ♬(2020/9/26-28)

北海道まで4時間弱の新幹線の旅。ジパングだし、気軽に乗れるし、空港までのアクセスや待ち時間もないし、「はるばる来たぜ、函館感」なく、新函館北斗です。

新函館北斗駅から函館までは、函館ライナーで20分。当然、新幹線との乗り継ぎは良く、お昼には函館駅に着きました。

お昼は大門横丁で寿司をいただいて、ホテル(センチュリーマリーナ)にチェックイン。朝食と屋上の露天風呂がウリの新しいホテルです。さっそく、ウオーミングアップがてら市電撮りに出かけます。私の路面電車撮影の原点、十字街。正面に旧丸井今井の重厚感ある建物、谷地頭と函館ドック行きが交互に行き来する光景は初めて訪ねた46年前とほとんど変わりありません。しかし、車両が新しいモノばかりなのはちょっと寂しい。

一駅歩いて末広町。旧相馬本社ビル辺りを散策して、ホテルに戻りました。

夜は、居酒屋で海の幸。帰りに函館駅に寄り、キハ撮りです。近年、道南いさりび鉄道のキハ40は、急行色、タラコ、白、緑などカラフルになりました。

函館と言えばラッキーピエロですね。正直旨いです。しかし、腹いっぱいなので素通りです。

翌日はレンタカーを借りて、海沿いをドライブ。生憎曇天です。鉄はこのタラコのみ。構図も微妙でやや消化不良。

北海道ではよく見かける貨車を再利用した釜谷駅。中に入ると、心が温かくなる駅舎でした。

会いたかったものの一つ、茂辺地の北斗星。しかし、潮風が厳しいのでしょうか、傷みが激しく、悲しい気分になりました。

気分を変えて、大沼方面へ。大沼公園駅で北の大地入場券をゲットし、名物大沼ダンゴを買って、一本キハを撮りました。曇天でも駒ヶ岳は良く見えていました。木々は少し色づきはじめ。北海道は秋が早いです。

曇天ですが、せっかくの函館、夕方は十字街で市電撮りです。少し日が差して、一瞬空が赤くなりました。

日が落ちて、十字街電停の灯りが灯る光景。港町函館らしく、いい雰囲気です。雪景色だと白が反射してさらにムードアップします。真冬に訪ねたいなぁ。

今夜も、夜の函館駅。カラフルなキハ40が三両並びました。数年先には、こんな景色見られないでしょうね。いい記録になりました。

一駅だけキハに乗って、五稜郭駅。駅名表示も五角形。宿に帰って、夜景を眺めながら露天風呂です。2泊して10回くらい入りましたよ。

最終日、晴れました。前日に続き、津軽海峡に沿って木古内方面に。海越しの函館です。ちなみに宿泊したホテルの朝食は、地産の食材を惜しげもなく使ったバイキング。期待を上回るものでした。

昨日と同じ場所で、リベンジです。丘の上まで登り、まずはEH800の貨物列車です。

続いて本命キハ40。この色はここでしか見られませんね。いさりび鉄道沿線、ゆっくり、じっくり場所を探せば、ここならではの鉄道風景がいろいろ撮れそうです。

返しです。自分のレンタカーが写ってしまいました。木古内駅で入場券をゲットすると、そろそろ帰りの時間。途中で食べたラーメン(韋駄天、北斗市)が絶品でした。

陸路で北海道。若い方はコスパがイマイチかもしれませんが、適度な距離感と時間。ジパング会員にはお得な旅でした。札幌延伸が、現実に近づくと、函館山線、貨物や室蘭本線の動向など気になるところです。Fin.

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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