コロナ禍でしたが、今年もたびたびの白老。四季折々の季節の表情は、大袈裟ではなく人生のアクセントになります。今回の旅は「別れ」の旅。さよならは突然やってくるものですね。まだ大丈夫と思っていましたが、来年3月で室蘭本線からキハ40が一斉に消え新型車両DECMOに変わります。旧友との別れを惜しむ冬。しかし、撮りためた記録は記憶の風化を防いでくれるでしょう。
(2020/12/25-27)
前夜の雪で、うっすら白くなった虎杖浜駅。今シーズン初めてみる雪です。当初の予定では年末年始はこちらで過ごすはずでしたが、この週末のみの慌ただしい滞在です。
白いホームに、キハ40がやってくる朝。こんな日常も残り僅か。来年春のダイヤ改正で、旧友たちは一斉に引退し、H100形(DECMO)に置き換わります。
虎杖浜駅で8時台の2本だけの朝練でした。日中は、ダルマ亭のラーメン食べたり、白老の町(クマガイ、ツルハ)に買い物に行ったりして過ごしました。お天気はイマイチでしたが、日没狙いで北舟岡に向かいました。
吹雪で視界不良の道央道を走り、16時少し前に北舟岡に到着。小雪舞い強い北風、すでに夕暮れの雰囲気です。
日の入りは16時9分。16時台には普通列車が二本あります。16時28着の東室蘭行き。すでにかなり暗くなってしまいました。この季節、ホームも地面も白いのは珍しいこと。
強風と荒れる海とは裏腹に、灯りのある窓は温かみを感じます。
20分後、下り列車が到着。キハ40北海道色の二両編成。もう真っ暗です。
丁寧に撮りたいところですが、強風と寒さで、焦点合わせて、ひたすら撮るだけ。
家路を急ぐ人々も寒そうです。まだ16時台、北海道の冬は日が短いですね。早々と撮影終了です。道央道は吹雪で通行止めとなったので、下道をゆっくり走りました。
曇り予報ですが、翌朝も北舟岡へ。キハ40との別れを惜しむ冬。しかし、やってきたのはキハ150。
函館方面は晴れているようで、対岸の駒ヶ岳がよく見えます。札幌行きの始発北斗が通過。
長万部からやってきた、朝の三連は、なんとキハ40北海道色が、きれいに三両。旅のプレゼントのようです。
青空も見える、北舟岡駅。
東室蘭行きは、週末日曜日でも乗客いっぱいです。この鉄路は安泰ですね。
次の下りも車両運良し。これがこの駅でのキハ40ともラストシーンになるかもと、心を込めてシャッターを切りました。
帰り道、あわよくば羊蹄山!とはいかず、有珠山バックに上りの始発北斗を撮って、今回の撮影終了です。
2020年撮り納めです。
ヨンマルはDECMOに、箱根のモハ2はアレグラに、アーモンドアイはデアリングタクトに、終わりは始まり。
四季の旅写真Galleryを見てくださっている皆様、今年も私の旅におつき合いくださり、ありがとうございました。
来る年2021年が、ワクチンが行き渡り集団免疫ができコロナの収束し、自然災害が少ない穏やかで健やかな1年になりますように。私は無理はしませんが、元気に前向きにこの趣味を楽しみたいと思います。皆様のご健勝をお祈りいたします。
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