前回訪問(5/3,4)から僅か半月後ですが、天気良く・宿代安くで急遽の旅支度。沿線は桜から新緑へと見事な変身ぶり。期待したとおり(寧ろ期待以上)の光景に感動の連続でした。(2023/5/16-17)
早めに白老を出発したので、朝の東鹿越行に間に合いました。スタートは金山ダムから。桜の賑わいから一転、撮影者は私ひとり。咲き残りの桜もあり、芽吹きも美しく、思った通りの眺めです。
東鹿越で長時間停車のあと、9時過ぎに出発する滝川行は、鉄橋ポイントから。眩い緑です。
野花南で交換した、富良野行をラベンダー大橋で撮影。どこもかしこも緑の世界でした。午前中に三本撮りました。
午後の運用まで3時間以上あるので、芦別方面にも足を延ばしました。タンポポでいっぱいの野花南駅です。
今回はラビスタ富良野泊なので、前回と異なり、廃線予定区間中心に撮ります。午後最初の往復は、金山湖から。新緑の具合は期待どおり。雪解け水で満水です。水没した木も見られました。これは想定外です。標準レンズ(上)と望遠レンズ(下)の双方で撮りました。
東鹿越からの返しは、金山駅で。何度も撮ってきたこのシーンですが、新緑は初めて。緑のグラデーションが見事でした。
夕暮れに近づくにつれ雲が少なくなり、山も見えてきました。今回のテーマはタンポポ。北海道の春の象徴でもあるこのポピュラーな花が野を埋め尽くす光景を撮りたかったのです。
布部駅には少々タンポポがありました。芦別岳を入れて旨く切り取れました。日が沈むと閉じてしまうタンポポ。ギリギリ間に合いました。17時台の往復に国鉄色が入ってくれました。
宿にチェックイン後は、富良野駅で駅撮り。富良野より先が廃線になると見られなくなるシーン。これらも貴重な光景です。
翌日も富良野・新得間で。山部の落葉松林からスタート。メイキングシーンです。菜の花に似た黄色い花、春色の落葉松林、そして残雪の芦別岳。列車通過20分前です。
結果はこんな感じ。2台体制でしたが、三脚で構えた方は前ボケで技巧に走りすぎ。手持ちで構えた方(この写真)が畦道が自然体で、良い出来でした。
場所を移動して、ここはタンポポ狙いでしたが、花が遠すぎました。山部・芦別間も見て回りましたが、タンポポで埋め尽くす光景は、イメージ通りのものは撮れませんでした。結局、ここ(山部落葉松林)で、始発回送、始発、次の東鹿越行きの3本を撮りました。
山がしっかり見えている朝は順光です。そんな条件で押さえておきたい場所がありました。これぞ根室本線富良野区間らしい風景。旧道からのプチ俯瞰です。
午前の締めは、ワインハウスの丘から。富良野行は嬉しい国鉄色。これで午後最初の東鹿越往復はこの国鉄色になります。ここからの眺めも緑がいっぱいです。
午後の東鹿越往復で、今回の旅を締めることにしました。2週間前、満開の桜を撮った布部の公園。地面は天然の花畑(タンポポとハルジオン)になっていました。静けさの中にエゾハルゼミ鳴く、しあわせな待ち時間でした。
旅の締めは、ふたたび金山湖の水没林と新緑。TOP画の横構図とともに、2台で撮影しました。期待以上のシーンが撮れたと思いました。
最後に、今回の旅では、麓郷郵便局、落合郵便局の風景印をゲット。これで、根室本線廃線予定区間の各駅(下金山、東鹿越を除く)に因んだ風景印がそろいました。パワポを使って1枚にまとめてみました。(小さくて分かりにくくて恐縮ですが)それぞれの図柄は、それぞれの駅近辺に馴染みのランドマークです。
豊作の旅でしたので、長い記事になりましたが、ご高覧くださり、ありがとうございました。白老鉄日記vol.128「春の楽園」でした。
5コメント
2023.06.06 09:33
2023.06.05 02:38
2023.06.04 05:17