白い季節のはじまり(札幌市電)

東京から紅葉の便りが来る頃、北海道では白い季節が始まります。道民3度目の冬。生活者としては耐えて春を待つ日々ですが、趣味人としては「冬こそ北海道」。厳しい寒さが作り出す北海道独特の冬景色が楽しみです。11月22日にホワイトイルミネーションが始まり、24日は雪予報。さっそく、札幌へ向かいました。(2023/11/24-25)

夕方に到着するとほぼ同時に、雪が吹雪のように降り始め、あっという間に銀世界になりました。

日中は休んでいたリバイバルカラー243号車も、夕刻に内回りを2周してくれました。枯れ木に着雪した雪をイルミが照らし、幻想的です。

(私には恒例の)ススキノ交差点からの駅前通りケヤキ並木のホワイトイルミ。並行して走る市電。日本屈指の路面電車風景だと思います。着込んできましたが、まだ寒さに慣れておらず、かなり寒いです。

札幌はグルメも楽しみ。夜は狸小路市場の中華「もみぢ」に開店から入り、腹いっぱい食べました。めちゃ美味かったです。

宿は、市電撮りにはアクセスが良い、狸小路の「リッチモンド」。ホテルから市電通りまで1分。イルミが消える22時前にも締めの1枚。明日は、ササラ出るかな?!

冬季、ササラ電車は、降雪状態にかかわらず路面点検を兼ねて毎日始発前に走ります。しかし、まだ11月なので、出るかどうかはわかりません。せっかく札幌に来たので念のため早起きして構えていたところ、やってきました。除雪する雪は無く、夜明け前の街を静かに走っていきました。来るかどうかすら分からないササラを待つこと1時間。寒かった~

宿に戻って休憩後、ふたたび市電撮り。この日のリバイバルカラーは朝から登場です。

消火栓のある風景。北海道の消火栓は地上に飛び出ています。色は目立つ黄色。函館と札幌とでは形状も違いがあります。銀杏の落ち葉入りで、初冬らしく撮れました。

市電通りに面した三吉神社の境内から。リバイバルカラーが通過しました。車と被らずラッキーでした。

雪ミク電車の運行も始まりました。

食も鉄も、美味しい札幌でした。まだ11月。この冬の札幌が楽しみです。

冬はラーメンの季節。気絶するほど旨かった「三角山五右衛門」の味噌ラーメン。1日限定20食。あっさり醬油ラーメンがウリのラーメン店ですが、味噌も絶品でした。

札幌は車を使わず往復JRが通例です。とくにすずらんオプション特急券は370円(来年3月のダイヤ改正で特急はすべて指定席に。この切符はどうなる?!)とお得。札幌市電は400円で1日乗り放題。安く楽しめます。

白老鉄日記vol.158「白い季節のはじまり」でした。

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