北の国から'24真冬(後編)

昨日三食何を食べたか。薬は飲んだか。中々思い出せなくなってきました。高齢化です。メモが大切になっています。その意味で、備忘録としてこのブログは意味があります。なので、先週の富良野ではどの順序でどこでなぜどのように撮ったか、出来る限り詳しく書くようにしています。申し訳ありませんが、お読みになる方には、冗長に感じるかもしれません。
旅の後編です。二日目の朝の撮影を終え、SNSをきっかけに親しくして頂いている友人ご夫妻の写真展を観るために、富良野線に乗って美瑛に向かいました。(2024/1/12-14)

写真展は良い刺激になります。在京時代は時々に観に行きました。その意味で、今回縁あって観る機会を得た写真展(美瑛の丘のまち交流館で開催されている「私たちが出会った景色」展)は、ご夫妻がそれぞれテーマを設定し、長年かけて撮られた風景写真が展示されていました。↓下の写真はその一部です。風景写真そのものの素晴らしさに加え、撮影活動への参考になりました。写真展を目標にテーマを決めて撮る。撮影へのモチベーションになることがよくわかりました。

富良野に戻り、午後の撮影開始です。午前との違いは、①曇ってきたこと、②2両編成(午後3時の東鹿越往復は年明けから土日は2両)であることです。午後の1本目(東鹿越行)は、ダムの下から。雪を被ったクリスマスツリーが並んでいます。面白い構図ですが、もう少し望遠で撮るべきでした。

東鹿越からの返しは、昨年の晩秋に紅葉を撮った林道から。後追いも絵になる場所です。

次の17時の便を東鹿越で撮って二日目の締めにしました。老人の4人旅。早朝からの撮影ですし、明日もありますので。空には三日月。撮影日和でした。一日楽しむことが出来ました。

東鹿越に列車が到着。列車のライトで氷柱が輝きました。狙い通りです。

ここから新得への代行バスを利用する人がけっこういます。2016年の台風被害の後、根室線は東鹿越から新得までは復旧されないまま、終焉を迎えます。思わぬ形で7年以上も終着駅の役目を果たした東鹿越駅。木造のしっかりした駅舎です。ここで佇み、停車中の列車を撮るなど、たくさんの思い出ができました。

3日目の朝です。曇り予報でしたが、星も出ています。地の利を活かして、金山湖の鉄橋で撮りました。ここでの樹氷を期待しましたが、冷え込みは緩く、寒々しい冬景色となりました。

次の東鹿越行は、昨日撮ったクリスマスツリーで。昨日の反省を踏まえ、今回は望遠で。まだ日が回っておらず、冷え切った谷底は、まさに底冷えで、今回の旅ではいちばん寒かったかも。木々の着雪良く、納得の1枚ですが、この場面では紅一点のタラコが来てくれたら最高でした。

次は午前最後の撮影機会です。東鹿越を9時過ぎに出るので、時間はたっぷり。ロケハンしながら富良野方面に向かいました。富良野は金山湖より気温が低かったようで、空知川に近い布部界隈は霧氷の森になっていました。曇り空ながら、望遠で捉えた布部駅ホームは極寒の雰囲気。白い息(蒸気)を高らかに噴き上げて発車してくれました。実に絵になります。

これで終了と思いきや、別組のお二人(車2台で動いていました)から、野花南に向っているとのメール。追いかけたものの、無理そうでしたので、ラベンダー橋で野花南で交換した富良野行を待つことにしました。しかしどうやら布部で撮った滝川行を追い越していて、再び撮ることができました。ここも木々は霧氷付き。期せずしてこの日も、霧氷の風景を撮ることができました。

お昼は、いつも撮影でお世話になっているワインハウスで。富良野線の絶景を眺めながら、ゆったりと富良野ポークのハンバーグを頂きました。お店の方にお願いしてスマホで記念写真を撮りましたが、写っているのはおじいちゃん4人。みんな歳を取ったなぁ。でも、元気なのは何よりです。
午後は天気は下り坂で、完全な曇り空。布部駅で撮ることになりました。2両編成が収まるようにと、ホームで撮りました。旨い具合に氷柱を入れて。(今回2度目の登場です。)

ここで、旭川空港から羽田へ帰るお二人とはお別れして、私と友人1名は居残って、東鹿越からの返しで今回の富良野を締めることに。ほぼ撮り尽くしましたし、撮影条件もイマイチでしたが、二両編成を活かせる場所ということで、ふたたび山部の落葉松林。プラス補正して、アートな雰囲気の落葉松バックに、2両編成を切り取りました。

前編、後編と、長いアルバムを最後まで見てくださりありがとうございいました。
白老鉄日記vol.167「北の国から'84真冬編」、これにて終了です。
廃線まで残り2ヶ月。想い出づくり、記録のために、もう少し通いたいと思います。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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