桜の季節が終わり、山が優しい春色になった頃、今年も箱根を訪ねました。淡い緑に溶け込むように、朱色から緑色に変わった103-107編成。最後の春です。ついにその時が来たという気分です。(2019/4/20訪問)
昨年12月の紅葉以来の箱根です。出山の鉄橋も季節の衣替えを済ませたように、優しい緑色です。
途中、塔ノ沢で行違った103-107編成(109)が緑色になっていたのにはびっくり。大平台で待つことにしました。淡い山の緑と109の濃い緑、長年撮りなれた色ではない違和感と新鮮な気持ちが半々。
この日、旧車両は1編成のみ。強羅から戻ってくる103-107編成を、枝垂れ桜咲くカーブで待ちました。手前の緑は紫陽花の若葉です。
春は八重桜、山吹が美しい大平台駅です。
日差しが弱かったこの日。春もみじが、しっとりと良い感じに撮れました。
大平台で電車に乗って山を登り、小涌谷で下車して、さらに歩いて山を登り‥
ここは猪によく遭遇するので、警戒しながら待ちます。一週間後には周りの木々が葉をつけて緑一色になっていることでしょう。
続いて、彫刻の森に向かいました。
103-107編成。撮って良し、乗って良し!
春を流す、いつもの彫刻の森ローソン前にて。
バリバリの晴天ではなく淡い光に若葉の輝きが見事だった彫刻の森の直線、とてもい感じに撮れました。吊かけ電車独特のモーター音が響きます。
良いなぁ、この顔。103-107最後の春の記念の1枚です。
振り向くと、彫刻の森駅に停車する緑の109が見えます
強羅からの返しを、青紫陽花の直線で待ちました。
満開の八重桜と。
帰りの車中、出山信号場。
スイッチバックで、運転手さんと車掌さんが交代する瞬間を旨く収められました。
以上、優しい春(箱根登山鉄道)でした。次は紫陽花の頃。混雑が予想されますが、103-107の撮り納め。訪問したいと思います。
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