次の季節に出会う旅①(秋の北海道)

10月は紅葉、11月は初雪と、秋の北海道は次の季節に会える場所です。午後休を取って金曜、いそいそと羽田に向かいました。今回は、道東をぐるり一巡り(富良野、帯広、釧路、北見)する夢の旅、日数も4泊4日と長めです。(2019/10/11~15訪問)

スーツ姿でリュックを背負って三脚の入った大きなバッグを抱え、エアポート快特で一路羽田へ。空港トイレのフィッティングルームで変身し、旭川行き最終便に乗り込みました。


今回の旅は、長年同好の友Rさんとのジョイントです。旭川空港には20時少し前に到着。レンタカーを借りて、今夜の宿(ニュー富良野ホテル)に向かいます。暗い中の走行では「北海道に来た感」が薄かったのですが、富良野で空いているお店に入り、メニューを見た時、北海道を実感しました。

富良野駅で、少しだけバルブして、宿に向かいました。

二日目は、台風19号が迫っており、曇天で午後には雨の予報でした。紅葉は素晴らしく、始発列車(金山駅)で撮影開始です。

そして金山湖。去年は快晴でしたが紅葉は見頃過ぎ。今年は紅葉は見頃ですが、撮影には厳しいお天気。なかなか旨くいかないものですね。よく撮る小橋で、東鹿越行き。

暫定終点駅の東鹿越では長時間停車。ここから幾寅、落合方面は3年前の大雨以降運休が続いています。


さて、返しの滝川行きはどこで撮るか、錦秋状態の金山湖畔、目移りします。

鉄橋を渡る場所から撮ることに。手前の紅葉が見事、期待以上です。

時刻はまだ9時。旅は始まったばかりです。この後、幾寅、落合を経て狩勝峠を越えて、新得に向かいます。

3年も列車が走っていない錆びた線路。かつては長大編成の優等列車が十勝に向かっていたことを思うと寂しい限りです。

新得に着くと、雲はさらに厚くなり、撮影には厳しい条件になりましたが、増田山だけでなく、新得山など新しいポイントを開拓しました。

この日の宿は帯広の十勝イン。夕暮れの大成駅では雨が降ってきました。

夕食は、楽しみにしてた豚丼です。帯広在住の知人に予め教えてもらったお店。美味でした!

3日目、帯広市内は本降りの雨。前夜伊豆に上陸した台風が茨城沖に抜け、太平洋を北上しています。予報では風雨のピークは午前中とのこと、できるだけ影響が少なそうな西(新得)方面に向かいました。鉄橋を渡るこの列車を撮る頃(9時過ぎ)には雨があがりました。

昨日は、視界不良で満足に撮れなかった増田山に再度登りました。少し日が差してきました。

去年はここで素晴らしい紅葉列車を撮影しました。今年は色づきが今一つよくありませんが、日が差す展開で撮影できれば十分です。

続いて、新得山の中腹から。初めての眺めです。遠くに帯広岳が見えます。

天気は急速に回復。日勝峠のドライブインで牛トロ丼を食べて、一気に音別海岸に向かうことにしました。途中、タンチョウの番に会えました。

池田で高速を降り、順調にドライブ。上厚内信号場で普通列車を撮り、いよいよ尺別の丘。秋の北海道は日没が早いですが、よいタイミングでした。朝の状態を考えると、こんな良い天気になるなんて奇跡的です。

残照に輝くスーパーおおぞら

撮影に夢中で気づきませんでしたが、撮り終えて海を見ると、ちょうど月が昇ったところでした。満月です。

大楽毛駅で、月夜のキハを撮って、今夜の宿(東横イン釧路十字街)に向かいました。釧路では、末広の浜っ子で、名物ザンギ、そして刺身、北海シマエビなどの海の幸を戴きました。

宿に戻り、テレビをつけ、台風被害の状況を具体的に知りました。幸いお陰様で私の関係者は無事でしたが、今回、被害に遭われた皆様の日常が少しでも早く戻ってくることをお祈りいたます。昨年は中国・四国の大雨、胆振の地震、関西の台風被害、今年は関東そして東北の台風被害など、温暖化により地球環境が変わったことを肝に銘じなめればなりません。明日は我が身、とくに雨の被害対策が急務です。

旅の後半(次の季節に会える旅②)に続きます。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

0コメント

  • 1000 / 1000