お目当ては、勝浦の初鰹に大多喜の筍。自炊ができる宿に泊まり食三昧の旅は、ここ数年の4月の恒例行事です。しかし、小湊・いすみ鉄道を素通りするわけにはいきません。桜満開の訪問から半月後、春が進み緑溢れる沿線で、減塩鉄旅をしてきました。(2021/4/12-13)
いすみ鉄道城見ヶ丘の八重桜並木。満開のタイミングでは初訪問でした。木々も大きく成長し、見ごたえある春景色です。
ゆっくり目に家を出てアクアラインを渡り、所々に寄りながら、ようやく鉄道撮影。1カットながら、夕日に輝く八重桜とキハ、この季節この沿線を象徴する写真が撮れて満足です。
翌朝は、天気予報通り、雨が降り出しそうな曇り空。朝練で足を延ばしたのは、桜の季節が終わり、春紅葉の上総大久保です。
7時過ぎ、下り始発列車が養老川の鉄橋を渡っていきました。曇りの日のしっとりとした新緑に、小湊キハのツートンはお似合いでした。
上総中野から戻ってくるキハは、石神で撮りました。地面は菜の花色が残り、山肌は新緑、そして咲き始めたツツジなど、この季節らしい構図で。収まりよく単行キハです!
いすみ鉄道総元駅は、桜と菜の花が終わって、次の季節に衣替えしていました。ここでキハを撮って、宿に戻って朝食です。
チェックアウト後は、大多喜オリブ、道の駅などで買い物。ふたたび城見ヶ丘に寄りました。駅前には大きな八重桜。晴れていたらなぁ。
小谷松の祠は、周囲の田に水が入り、銀杏は若葉。直前で風が強くなり水鏡が消えたのが残念です。
お昼は、勝浦の漁師食堂で、海鮮丼。自分で好きにご飯に乗せるスタイルでした。ミナミマグロ、カツオ、カンパチ、キハダマグロ、マカジキ、地タコ。腹いっぱい。
締めに寄ったのは、上総鶴舞。桜の時期はここへは寄れなかったので、久しぶり。
毎度撮る構図。工夫の無い写真ですが、この季節らしい雰囲気に満足。
里見で交換した上り列車を、上総鶴舞駅の八重桜を入れて。この風情ある駅舎をどう撮るか、毎回あれこれ悩みます。まだ「ベスト」と言えるものはありません。
美味しい空気と季節を味わいつつ、スポーツ感覚で写真を楽しめる小湊・いすみ沿線。何度訪ねても、毎回同じような写真でも飽きません。桜・菜の花の混雑が終われば、密にならずリスクは少ないと思います。できれば次は、鯉の季節、沿線に野の花いっぱいの季節に訪ねるつもりです。Fin.
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