秋のフィナーレ 白老鉄日記 vol.50(根室本線)

移住して1ヶ月、まだ色づき始めだった木々は既に落葉し、代わって落葉松の黄葉が見頃を迎えました。天気や色づきを確認しながら撮影ができるのは隠居身分と地の利のお陰です。そんなわけで、ベストなタイミングで「いちばん好きな北海道」に逢いに行ってきました。(2021/11/5-6)

天気予報は晴れでしたが、霧の朝で視界不良です。こんなときは駅撮り。意外といい感じで「深まる秋」の山部駅

霧が徐々に薄まると、金山湖畔の落葉松が見えてきました。逢いたかった秋です。落葉松林のなか、見え隠れするキハ。もっと見えるだろうと想定して構えましたが外れました(汗)。

「ここなら大丈夫!」と鉄板の定番ポイントで。何度撮っても絶景です。1か月前は落葉樹の紅葉。今回は落葉松黄葉へ、主役交代です。見事な季節の衣替えです。

東鹿越駅です。霧が濃く、終着駅ムード満点!

その先の幾寅駅も落葉松に囲まれて。
高倉健さんの命日は11月10日。今年が七回忌です。幾寅駅は、鉄道員の駅「幌舞」としては映画の頃のままの姿を留めており、今も健さんを身近に感じます。ぜひ、列車が再び走る奇跡を願います。

そして、待ちに待った山部の落葉松林。感動的な黄葉です。雲間から芦別岳もちょっとだけ顔を出してくれました。驚いたのは撮影者が大勢だったこと(20名前後)。終焉間近の心理も働いているのでしょうが、やはりコロナ感染が落ち着いて、遠出のハードルが低くなったからと思いました。

いつもの山の頂からです。視界はイマイチでしたが、落葉松の黄葉がベストで、牛の放牧も撮れました。峠を越えた甲斐がありました。できれば、キハ281系おおぞらに逢いたかったな~

狩勝峠を再び越えて、かなやま湖午後3時。いつもはざわつく湖面が、この日は鏡のようです。最高の光線状態の中、鏡は消えたり見えたりでハラハラしながらの待ち時間。列車通過のタイミングでは「吉(大吉ではない)」でしたが、このちょっとブレた湖面は寧ろ幻想的で良かったかな~と。

東鹿越からの返しも金山湖畔から。少し場所を移動しましたが、すっかり日が落ちました。たった15分で色が全然違います。

次の列車は17時台。日没は16時過ぎなので、もう真っ暗だと思います。日があるうちに下金山駅で。

山部に始まり山部で締める秋のフィナーレ。すっかり日が落ちた17時02分、下り列車が山部駅に到着です。想定外の(紫色の)車両でした。

以前から気になっていた、新得の国道沿いのラーメン店「ロッキー」。初めて入りました。今回は黒辛醤油ラーメンをいただきましたが「激旨(私的には4.5)」でした。メニューも豊富のようで、また訪ねたいと思います。白老鉄日記Vol.50でした。

四季の旅写真Gallery Annex

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