今年は、ニセコ、道南で北の秋、富良野で落葉松の秋、札幌、東京で里の秋。そしてフィナーレはわたらせ渓谷で山の秋。南下する紅葉前線を追いかけるように、季節の色を存分に味わえました。わたらせ渓谷鐡道は故郷に帰った気分になります。通い慣れた鉄路ですが、今回も新鮮な感動や新しい発見がありました。(2022/11/20)
日曜の朝、夜明け前の東武浅草駅。りょうもうに乗って、わたらせ渓谷を目指します。
東武の終点赤城駅で、車で来られたJさん、Mさんと合流しました。わ鐵好きが集まって、楽しい1日の始まりです。大間々の桜のトンネルから撮影開始。春の賑わいが嘘のような絶景独占。やってきたのは旧型車両のあかがね君、幸先良しです。
上神梅を通り過ぎ、本宿でわっしーを撮りました。紅葉もまだ残っています。今日は繁忙期の週末。渓谷号やわっしーの運用があり、賑やかです。
本宿のホームで上り列車。これも旧型車両でした。残り1両と思っていましたが、2両あるんですね。
渓谷号はどこで撮りましょうか。この辺りでは紅葉がいちばん綺麗だった福岡橋で撮ろうということになり、大間々方面に戻りました。渓谷号の前に1本あります。これも旧型車両。今日は車両運が良いです。
渓谷号通過まで約30分。立ち位置を変えたり、あれこれ悩みながら楽しい待ち時間でした。色づいた広葉樹の中に、ジグソーパズルのピースのように、渓谷号がすっぽりと収まりました。
渓谷号を追うように、上流に向かいました。途中、撮ろうと思っていた場所は木々が伸び、列車が見えなくなっていました。小中駅が見通せる場所から、上りを撮ります。この辺り中流でも、まだ紅葉は良い感じで残っていました。
下り列車とわっしーが神戸で交換するので、その手前で撮ろうと、以前訪ねた滝の場所へ。ここは、期待を上回る素晴らしい色づきでした。
上りわっしーを滝のポイントで。滝見物のため、ゆっくり走ります。
お昼です。今回も通洞の山椒屋さんで頂きました。今回は唐揚げではなく、ヘルシーにざるそば。これもそばつゆに山椒を入れます。美味し。昼食が終わった頃、ちょうど渓谷号が足尾から戻る時間でした。銅山の面影が残る足尾の町並みを入れて撮りました。
途中立ち寄った沢入駅のモミジがとても綺麗でしたが、休日で撮影者で混んでいましたので、いったん小中まで戻って、渓谷号を1カット撮りました。
そして、沢入駅。たぶん紅葉は終わっているだろうと思ていたのですが、ここがいちばん見事でした。沢入のモミジがこんなに美しいとは、長年わたらせ渓谷鐡道に通っていながら、今回初めて知りました。モミジに艶があるのは、降り出した雨のせい(お陰)です。
渓谷号が去った後なので、撮影者は私たち3人だけ。ストレスなく自由なアングルで撮れました。わたしは、魚眼で。沢入をあとにし、途中、黒保根の道の駅に寄り、名物まいたけなどを買いました。
日が短い秋の日。まだ17時前ですが、日没後の上神梅駅で締めです。やはり、このラッチを入れて撮らないと、終われません。ラストをここで撮れてよかったです。
楽しい1日は、あっという間に終了。赤城駅まで送ってもらました。Jさん、Mさん、帰りの運転、お気をつけて。私はりょうもうで浅草へ。帰りは赤いりょうもうでした。
「もういちど秋(わたらせ渓谷鐡道)」でした。また、来ます!
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