暖かい冬(芦別編)

12月に入っても熊が冬眠せず町中に出没しています。札幌ではまだ根雪はありません。日が落ちても気温がそれほど下がりません。長期予報通り、異常な暖冬になるのでしょうか。根室線巡りも最終章を迎えました。まだ道が黒い金山峠を楽々越えて、夕暮れ上芦別に到着しました。二つ目のライトが迫る光景、目に焼き付ける季節です。(2023/12/2-4)

先日、JR北海道がキハ40の定期運用を2025年3月で終えるニュースがありました。残り1年ちょっと。ここ(富良野・滝川間)は4月以降も線路は存続しますが、キハ40が残り1年続投されるよう願いたいです。
上芦別、芦別、茂尻、東滝川、いずれも国鉄時代と変わらず、石炭産業の面影が残るお気に入りの駅。キハ40が似合う駅です。

当然ですが、緯度が高いほど太陽は低く夜は長いもの。この日の日没は、15:58。上芦別駅での列車交換は16:16。ちょうどブルーモーメントです。少な目ながら雪のあるホーム。絵になりました。

この日のお宿は富良野駅前。夜は駅撮りです。一か月ぶりの富良野駅はホームの端は雪がありました。「快速狩勝 19:02 東鹿越」ピンで撮りました。寒そうに見えますが、寒くありません。さて、明日はどうしようか。側線を見ると、滝川行始発が北海道色の2連です。気温は高め、天気は曇り予報。芦別方面で駅撮りでもしようかな。気ままな撮影旅です。

予定通り翌朝は、滝川方面へ。滝川5:49発(2471D)を平岸駅で。この便は2両で、芦別で切り離され、先頭は東鹿越行に、後ろは滝川に戻り、午前に滝川・富良野間を一往復します。タラコ色のが、夜明けの空の下、芦別方面へ去っていきました。

芦別駅で切り離されたタラコが滝川行で戻ってきたところを平岸駅で撮った後、隣の茂尻駅へ移動。富良野始発滝川行(2472D)を駅撮り。

続いて、茂尻駅を含めた赤平の町が見渡せる跨線橋から、滝川から戻って来た富良野行のタラコを撮りました。ここは街を見渡せるように退いた構図など色々撮れました。富良野貨物も撮るつもりでしたが、前日の函館本線の事故の影響なのか、ウヤだったのが残念。

続いて、東滝川駅。芦別方面ではいちばん好きな駅です。

列車も何本か撮りました。雪煙を上げて、駅を通過する滝川行(3476D)です。白飯にはタラコが合うように、雪景色にはこの車両の色は相性良しです。

午前のラストは芦別駅。数年前にリニューアルされ、駅前の五重塔が無くなったのは残念ですが、石炭で栄えた町の中心駅らしい重みを感じる駅です。

以上、富良野・芦別間、オール駅巡りでした。根室線の記録という点で、とても良い1日になりました。

白老鉄日記vol159「暖かい冬(芦別編)」でした。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

0コメント

  • 1000 / 1000