年の瀬北海道①(札幌市電)

生活者として北海道3度目の年の瀬です。在京時代はクリスマスが終ってから江ノ電腰越通りを訪ねるのが定番でしたが、師走の札幌も今回で3年連続。新たな年の瀬定番になりそうです。縁あって、これまでに全国の路面電車が走る街を全て訪ねていますが、札幌はやはり冬。雪景色、イルミネーション、ササラ電車、そして今年限りのリバイバルカラーやココノススキノなどの新名所も加わりました。雪が少なめですが、撮りモノ豊富な2023師走の札幌です。(2023/12/14-17)

札幌へのアプローチはいつもJR。登別からすずらん特別切符を使います。今回は夕方到着。手配した市電通り至近の宿(ウィンダム・ガーデン)にチェックイン。思った以上に雪は無く、ツルツル路面です。

今回は2泊の予定でしたが、天気予報を見ると最終日に雪の予報。ササラの日中出動が期待できるので、延長して3泊にしました。都会に出てくると、お歳暮を贈ったり、銀行や郵便局に寄ったり、普段できないことをしているとアッと言う間に1日が終ってしまいます。到着日と翌日は「一粒も雪が降らない」状態が続きました。

札幌では、グルメも楽しみ。糖尿病で普段はセーブしていますので、たまに開放日を設けて、心の健康の維持に努めています。初日の夜は前回気に入った中華「もみぢ」と立ち食い寿司「祭寿司」をハシゴ、2日目はフレンチ「ビストロ清水亭」。
そして、次の日。天気予報通り、お昼前から雪になりました。ある程度積もるまで、どんぐりで待機です。

雪がかからないガード下で1時間ほど構えていると、遠目にクルクルと警告灯が回るのが見えます。やってきたのは1両しかない旧型のゼブラ。新型が4両あるので、確率は1/5。これは嬉しかったですね。

電車事業所を出発したササラは内回りですすきのまで行きます。すすきので折り返し、外回りで戻ってきます。これを行啓通交差点で待ち構えて撮りました。

趣味人としては、雪が降るとテンションがあがります。黄色い消火栓は、本州人としては珍しいモノ。目に留まります。ナナカマドは、雪の綿帽子狙い。今年は実が落ちてちょっと少な目。

夕方から、旭川の友人Aさんと合流し、夜の札幌、ススキノ、狸小路を中心に、新名所「ココノススキノ」「モユクサッポロ」を入れて、市電風景を撮りました。
路面電車とローカル線。私は両方好きです。ローカル線の山や畑、これが路面電車では「街」に代わるわけですが、それに留まらず、変化・成長と人々の生活があるので、楽しいのです。なかなか思った通りに撮れませんが、思いがけず撮れるものもあったり、予測できない楽しさがあります。

そして、最終日。滞在中初めて、朝のササラ撮りです。雪は降らず。なんと雨です。寒くないので撮影は楽ですが、あまり期待せず、ホテル近くの市電通りで構えました。ササラはほとんど待つことなく直ぐにやってきました。なんと今回も旧型のゼブラです。2回連続会えるなんて、確率4%。しかも、雪が無いなりに、ササラらしい走りでした。

いったん宿で休んでから、始発電車のマジックアワーを撮って、朝練終了です。

最後に、大倉山ジャンプ台をバックに、リバイバルカラーと道産子電車が行き交うシーン。1972年札幌オリンピックでは、ここで90メートル級ジャンプが行われました。2030札幌オリンピックが霧の中に消えた2023年。個人的には残念な出来事でした。

白老鉄日記vol.162「年の瀬北海道①(札幌市電)」でした。

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