長い冬の終盤は、重い雪が降ります。これも春近しのサインです。冬の終わりに、札幌市電のリバイバルカラー243号車は、白から赤帯になりました。1960年台ワンマンカー改造を受け、乗客にワンマンカーであることを示すのがこの赤い帯。芸コマな主催者の粋な計らいです。引退は春爛漫の頃(5月10日)、残り少なくなりました。(2024/3/7,10,11)
北海道出身でない私には、帯の色に特段の感慨はありませんが、当時岐阜市に住んでいましたが、ワンマン化改造の衝撃は記憶にあります。雪が減ったと言っても、三月初旬の札幌はまだしっかり根雪があります。慎重に歩いても滑ります。
まとまった積雪があった日。始発すずらん(5:50発)で札幌に向かいました。冬に逆戻りです。真冬には何度か訪ねましたが、今回が一番の大雪かも。
残念ながら、この日はリバイバルカラーはお休み(団臨の1周のみ)。代わって(ではありませんが)、ササラ電車がやってきました。普段は夜明け前にお仕事をするササラ。この日は、雪深いため、明るい時間にもお務めです。
ススキノで折り返し、内回りを戻ってくる頃には雪は止み、日が差してきました。こういう条件でササラを撮るのは久しぶり。今シーズンは初めてです。
外回りの市電、内回りの市電が走る中での除雪のお仕事。日中ならではのシーンが撮れました。
ススキノに移動。天気は回復。札幌の街を取り囲む雪山が美しい。車両の好みは人ぞれぞれですが、ココノススキノ・ラッピングの縦ツートンは、好みです。
春の重い雪は、枯れ木にも着雪します。駅前通りのホワイトイルミは終わりましたが、ケヤキ並木は、まさか日中のホワイトイルミのような白いトンネルになっていました。雪が落ちないうちに撮りました。
夜のススキノ。ココノススキノが出来、ネオンも鮮やかになりました。リバイバルカラーも撮りたいので、一泊することにしました。
ホテルは、いつもの「ウィンダム・ガーデン」。翌朝はササラはパスして、ゆっくり朝食を食べ、電車通りに出ると、早速外回りを行くリバイバルカラーに遭遇。まだこんなに高い雪の壁です。
朝のラッシュアワー。交通量の多い中央区役所付近の交差点。大倉山のジャンプ台も入れて。札幌らしく、市電らしく、冬の終わりらしく撮れたかな。
外回りを1周してきたリバイバルカラーに遭遇。
この日は気温が6度と高め。前日の大雪が解け始め。水溜まりが出来ました。赤帯が水鏡になってくれました。
赤帯が目立つようにと、サイドビューで。
三吉神社さんと赤帯。撮影後、お参り。
行啓通の「はちわか」さんの交差点。
キリが無いので、これにて撤収。春先の大雪らしいシーンが撮れました。ササラも赤帯も登場し、よき訪問となりました。白老鉄日記vol.176「赤帯参上」でした。
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