鉄道風景2024総括(人生は旅)

道民になって4巡目の季節をめぐった2024年。 古希を迎えたり、人生初の入院があったりしましたが、撮影活動への影響はほぼ無く、趣味人としては充実した1年であったと思います。TOP画は、今年撮影した中で、いちばん「お気に入り」の一枚です。理由は、好きな場所からの撮影だから。登るのがけっこうたいへんな場所ですが、今年も登ることが出来ました。

1月 札幌、午前四時
必ずやって来きます。しかし時間は分かりません。雪降る極寒の夜明け前、「これ」を待つモチベーションは何なのか。それは、「冬の北海道を象徴するシーン」を撮りたいから。ここでしか見られないシーンを撮り逃したくないから。(札幌市電 西15丁目)

2月 会心の冬の朝
快晴の朝、霧氷の朝、ピンネシリが見えた朝。トップナンバーがやってきた朝。2025年3月には無くなってしまうこの駅。これを上回る条件では、たぶん撮れないと思いますが、もう一度、最後の冬に訪ねたい。(根室本線 東滝川)

3月 さよなら金山湖
季節や天候を問わず、多様な表情を魅せてくれた金山湖。 最後の訪問で、念願のワカサギ釣りと鉄橋を渡る根室線を撮ることができました。(根室本線 東鹿越・金山)


4月 夢をありがとう
足掛け10か月にわたり、札幌の街を走った夢電車243号車。故郷岐阜の路面電車が蘇ったような気分で、札幌の街を巡った10か月。おかげで、札幌の四季の美しさや すすきのや狸小路だけではない素の札幌を知ることができました。(札幌市電 西15丁目)

5月 荒川線の薔薇
東京在住頃は、荒川線の薔薇を撮って夏を迎えるのが年中行事でした。所用で訪れた東京。暑さも懐かしい晩春の大塚で、薔薇撮りをしました。(都電荒川線 向原)

6月 日が長い季節
季節によって日照時間が大きく異なる北海道。冬は16時を過ぎるともう真っ暗ですが、夏は20時でもまだ空が明るい。残照が美しいタイミングで到着した長万部行です。(室蘭本線 北舟岡)

7月 二代目はハッピーイエロー
先代のタラコ色ノートは、3年間で12万キロ走ってくれました。二代目の相棒は、ハッピーイエローのe-power。私を新たな旅に誘ってくれると思います。(室蘭本線 静狩)


8月 60から70へ

盛夏から晩夏へ。車両は40から150へ。急ぎ足で過ぎていく北海道の夏。
私は60代から70代へ。車両は変われど鉄路よ続け(函館本線 落部・野田生)

9月 ゆめぴりか
災害の年、猛暑の年でしたが、北海道は大きな災害が無く、 無事に秋を迎えることができました。 9月は収穫の季節。長和の田園は黄金色の海。その先にはホンモノの海と洋上の駒ヶ岳。豊作を祝うように三色H100がやってきました。(室蘭本線 有珠・長和)

10月 桜のリベンジはナナカマドで
北海道では、街路樹でよく見かけるナナカマド。まず実が赤くなり、次に葉が紅葉。落葉後も赤い実が雪の季節まで残ります。春の桜では車と被ってしまった530。秋のナナカマドでリベンジできました。(函館市電 末広町)

11月 マジックアワー
これが今年のベストの夕暮れ空。帰り道に黄金駅に立ち寄って、たまたまやってきた列車を適当に構えて撮ったもの。三脚立て、列車通過と日没を計算して狙った夕焼けよりも、この写真が良い。邪気無く撮った直感構図は、リアリティがあります。(室蘭本線 黄金)

12月 キハが見える病室
今年は人生初入院、しかも4度も。病室から日高線のキハ40が見えました。転んでもタダでは起きない私。 退院すると、消灯の無い自由な身が嬉しい。体が回復して空腹感が蘇りました。(日高本線 苫小牧)


人生は旅のようなもの。この旅がいつまで続くのか分かりませんが、まだまだ続けたいと思います。そんな私の2024年の旅(人生)のハイライトを、写真集にまとめています。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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