雪煙紀行③(石北・根室本線)

一昨年「北の国から」を全編通しで観ました。それまでは一話完結のスペシャルを細切れで観た程度でしたが、やはり通しで観て初めて理解が深まる黒板一家を巡る家族の歴史と富良野の自然の素晴らしさ。今回の旅のフィナーレは、「北の国から」ゆかりの富良野の町と根室本線。冬が特に美しいと思います。さだまさしのあの曲のBGMがバックに流れていると想像しながら、ご覧に頂ければ幸いです。2020/2/7~11

遠軽の道の駅で昼食をとった後、高速で一気に愛別の町へ。ここで石北ラッセルを撮ります。早く着きすぎて1時間待って、静かに通り過ぎるラッセルを無言で見送る私たち。今までがラッキー過ぎました。よくあることです。

気を取り直して、美瑛に向かうと、夕日を反射して神々しい十勝の山々が近づいてきました。

雪道をそれなりに急ぎました。千代ヶ岡のポイントに着いた時は日没後でしたが、辛うじて見える美瑛岳、美瑛冨士。

宿に向かう途中、美瑛の丘巡り。雪が青白く、冬の丘らしい表情。

いつものセブンスターの木をシルエットに。旅も三日目が終わりましたが、ずっと晴れの日が続いています。

今夜のお宿は、富良野駅近くに新しくできたホテル。チェックインして、夕食を食べに外に出ました。かなり冷え込んできました。月は満月でしょうか。

最終日も晴れ予報。元気に早起きして、金山ダムに向かいました。ダムの展望台から根室本線始発回送を撮ります。夜明け前ですが、芦別岳などの日高山脈の白い峰がくっきり見えます。

かなり冷え込んでいて、金山湖の周りは樹氷の森。東鹿越発の始発列車は、湖畔で撮りました。まだ夜が明けていませんが、雪の白とは一味違う樹氷の白の透明感に痺れました。

日が昇ると、空知川に川霧がたち、樹氷の森が輝きます。「北の国から」でも、こんな映像がよく出てきましたね。

山脈とは平行に走っていると思っていた根室本線ですが、こんな直線区間もあるんですね。鉄友Tさんに教えていただいた素晴らしい場所でした。

バックは芦別岳でしょうか

富良野から現在の終点東鹿越の間には、布部、山部、下金山、金山の4駅がありますが、これまでノーマークだった下金山駅。なかなかの趣です。

朝は富良野・東鹿越間は2往復あります。最後の撮影機会は、再び樹氷ポイントで撮ることにしました。ふたたび金山湖。ダイヤモンドダストが朝日に輝いています。でも、撮り方難しく、目で見た感動が旨く表現できません。

金山湖「樹氷」の林を行くキハ40普通列車。儚い樹氷は、気温が低くても日が昇ると溶けてしまいます。列車通過までギリギリ持ちました。

金山湖は、ワカサギ釣りのシーズン。貸しテントでは無さそう。北海道の方々が、ワカサギ釣り用のMyテントを持っておられるのかな。

南富良野の町でお昼です。ラーメンで温まりたい。スープカレーも食べたい。両方を満たすもの「スープカレーラーメン」がありました。

食後立ち寄った幾寅駅。この駅に再び列車がやってくる奇跡を願います。

そうこうするうちに、昼の東鹿越往復。ワカサギ釣りと一緒に撮りました。

富良野に戻り、十勝連山にご挨拶

最後に、エゾフクロウにも会えました。1羽かなと思ったら、もう1羽いました!


下金山駅で、列車到着を撮りました。やってきたのは特別塗装列車。珍しいものを見ましたが、やはりこの駅には北海道色が似合います。

富良野駅で、キハ40入場券3種類目をゲットです。

こうして真冬の鉄旅4日間、無事終了しました。鉄仲間、Tさん、Rさんには、大変お世話になりました。とくにTさん運転ご苦労さまでした。旅の安全を期して、ご負担多くなり申し訳ありませんでした。感動を分かち合える皆さまのお陰で今回も新たな記憶、そして自身の鉄道写真の記録ができたことに感謝いたします。できるだけ長く、このような旅がまたできるよう健康に留意し頑張っていきたいと思います。Fin.

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

0コメント

  • 1000 / 1000