新しい夏 白老鉄日記 vol.44

ようやく新居のネット回線が開通しました。もう晩夏と言える季節にこの記事を書いています。四季旅をいつも見てくださっている皆様、お久しぶりです。2021年の夏は、皆様にとって、コロナ過、東京オリンピック、異常気象(大雨)と特別印象に残る夏であったと思いますが、私にとっては、ついにというか、いよいよというか、北海道生活が始まった、新しい夏です。元気です。(2021/7/9-18)

引越初日から数日間は、蝦夷梅雨末期で雨ばかり。お陰で荷物の片付けが捗りました。やっと晴れた最初の日は猛暑の日、「それ行け!」とばかりに撮影開始です。夜明け前に白老を出て、朝日に輝く金山ダムに到着しました。待つこと約15分、芦別岳と夏の緑をバックに、始発滝川行きが軽快に通過しました。

朝は、もう1回(撮影機会としては2回)東鹿越往復があります。せっかく山が見えているので、下りは芦別岳の近くまで寄って撮りました。この辺りは熊さんの生息域なので、警戒しながらの撮影です。

夏の金山湖は、ラベンダー。今年も会えました。やはり朝の順光は最高です。山の緑、湖の青が鮮やかです。もちろんラベンダーの紫も。朝9時台の滝川行きを、素敵に撮れました。来年の夏も、根室本線が存続し鉄橋を渡るキハが撮れますように。

朝練終了です。根室本線の富良野・新得間は、個性的で素敵な駅ばかり。ここ山部駅は、年季の入った山小屋風の作りの駅舎で、駅周辺も「これぞ町の駅前」といったこじんまりした佇まい。好きです山部。ここでセコマで買った朝食を食べました。

根室本線は、今年のダイヤ改正で12時台の往復が無くなってしまい、次の列車は15時台です。それまでの間、美瑛まで足を延ばし夏の丘を撮りました。美馬牛のこの場所で三脚をセットして構えていると、「これは良い景色ですね~。」と老夫婦。ご主人が私の隣で三脚を立て何枚か撮影されましたが、なんと列車通過前に立ち去ってしまいました。あれれ? 鉄道撮影とは思わなかったのでしょうね。鉄道無くとも美瑛らしい素晴らしい場所ということです。

美馬牛駅、好きな駅です。いつもと雰囲気が少し違うと感じたのは、駅前がすっきりして、美馬牛小学校の尖がり屋根が見渡せるようになっていたからでしょうか。

根室本線に戻ります。布部駅。ドラマ「北の国から」のはじまりの地。いつ廃止されるか分からないので、駅をしっかり撮っておきます。

山が見える日は、何度でも山を撮りたくなります。春には芦別岳とエゾヤマザクラ並木を撮った国道。今回は優しい夏の緑です。

15時台の列車です。金山湖の小橋の光線状態が最もよい時間帯ゆえ、レンズ選択の幅が広がります。標準レンズで自然体に撮ってみました。いかがでしょうか。

熊さんの森を抜けて。15時台の返しの列車です。ここは望遠系で撮ることが多い、光線状態がとても良いので今回は標準レンズで、夏の緑を画角いっぱいに取り込んでみました。

次は17時台。影が長くなってきた山部駅。いい雰囲気です。

下り列車が到着。時間帯的に下車する乗客など駅の生活感に期待しての構え。しかし、下車する乗客がほとんどいなく、、、。利用者少ないんですね、鉄道存続の難しさを感じました。

金山駅で、夏の根室本線、ファイナルカットです。日の長い時間帯、18時台でもこんなに明るい!

この日以降、晴天が続きました。いつもの北舟岡駅です。

H100 (DECMO)にも少し慣れてきました(慣れないと私の撮影の未来がありません)。この季節はトウモロコシ、アスパラが楽しみな北海道。朝練後は、伊達の道の駅に寄って、朝採りを買います。

駒ヶ岳がよく見える日は、長和の田園。すっかり青田になっていました。秋の収穫に向けて順調に育っています。

そして夕暮れの北舟岡。車両にかかわらず、稀有な駅の表情です。これからもこの駅とともに。

そして、ようやく羊蹄山。真打顔見世の夕暮れです。ここ(黄金)からは50キロ先にありますので、見えたらラッキーなのです(今回も、まさに三度目の正直で、やっと見えました)。

これからは、この山がふるさとの山になるのでしょうね。

トップの写真は、引越の翌朝、庭に挨拶代わり?に現れたキタキツネさんです。
荷物多く、引越第二弾がありますでの、しばらくは東京との行き来です。白老鉄日記「新しい夏」でした。to be continuedです。

四季の旅写真Gallery Annex

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