あと何度、春は巡るのか(函館本線)

標準レンズで画角いっぱいの羊蹄山、近くで見るのは久しぶり。やっぱり迫力が違います。桜の季節に、去年の秋以来の山線訪問です。沿線自治体の大きな抵抗もなく、並行在来線で生き延びる途が断たれた山線。新幹線開業は2030年。あと何年、春はやってくるのだろうか。それは私自身にも言えること。そんな思いで巡った、2022年のフィナーレの桜でした。(2022/4/20,/5/4-5)

雲一つない快晴。今日は姿を隠す心配はありません。昔の有名CM「見えすぎちゃって困るの~♪」を思い出しました。

雪解け水、フキノトウ、水芭蕉、残雪の羊蹄山。早春を象徴するような風景に出会えました。

お目当てだった、比羅夫の桜並木。ここで満開の桜が見れたのは2017年だけ。ドキドキしながら訪ねました。今年はタイミングが合いました。この日は、ワイス温泉に泊まって、翌朝の朝練に備えました。

そして迎えた朝、快晴です。始発列車は、芽吹きが眩しい小沢駅から。

羊蹄山と、希少品種キハ201。朝ならではの組み合わせです。

もう一度、比羅夫駅。

蘭越始発、札幌に向かう快速列車です。

比羅夫駅からは、ニセコアンヌプリがよく見えます。

西武新宿線新井薬師で始まった2022年の桜。これがフィナーレです。

倶知安駅。立派な駅舎と駅前光景。新幹線開業とともに消えてしまう、貴重な昭和です。

春が来た山線でした。次もまた、羊蹄山が見える日に、初夏の花たちに会いにきます。

白老鉄日記vol.71「あと何度、春は巡るのか」でした。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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