落ち葉ふみながら(根室、函館、室蘭本線)

白い季節が来る前に、富良野・芦別から余市・ニセコを巡り、帰りは噴火湾に沿って白老に戻る旅をしてきました。晩秋の輝きと美味しい食事。写真を整理すると、楽しかった記憶、素敵に過ごせた時間が蘇ります。写真っていいものですね。(2022/11/9-11)

天気は快晴です。朝、白老を出て、富川まで高速を使い、国道237を北上。お昼は、振内の「じゃんけんぽん」でびらとり和牛のランチです。以前から気になっていたお店。安い、美味い、ペロリです。

14時過ぎに南富良野に到着。今回は鉄旅ではありませんが、日が短い今の季節、明るい時間に撮れる鉄道写真は限られているので、金山湖畔で一本撮らせてもらうことにしました。日差しは最高。落葉松も輝いています。湖面近くに陣取って構えていると、やってきたのは背景と同系色の「紫水」。ほとんど見えませんね(;^_^A。 あ~残念。(というわけで、翌朝のリベンジになったわけです<前の日記ご参照>)

一泊目は芦別スターライトホテル。芦別市街から5キロほど山奥に入ったところにあります。明りが無いので星がきれいに見えます。温泉(とくに星空が眺められる露天風呂)は最高です。宿泊者向けの無料ドリンクやお菓子もあって、とてもアットホームなホテルです。チェックイン前の黄昏時に野花南駅で1枚。国鉄色ツートンでした。

翌朝は、宿で朝食後(家庭料理のような手作り感のあるバイキング)、金山湖で朝練し、野花南で交換(この踏切からは初めて。良いかも。)を撮り、11時過ぎに宿を出ました。

二泊目は、9月に宿泊して(私たちには)好評だった、ニセコプリンスホテルひらふ亭です。明るい時間に到着したかったので、滝川から高速に乗りました。その前に、東滝川駅。落ち着いた佇まい、歴史の重みを感じる駅です。

高速で一気に余市。あっという間でした。便利ですが、やはり田舎を走るには下道がいいかな。余市の町に踏み込むのは初めて。ニッカの工場は有名ですが、魚屋を2軒ほど見て回り、そのうちの1軒柿崎商店の食堂でお昼。王道「海鮮丼」を頂きました。写真は余市駅です。町の中心駅らしい風格を感じる佇まいです。駅正面にニッカ工場が見えます。

国道5号線に沿って走る函館山線。途中、然別駅に立ち寄りました。沿線の所々では新幹線工事が行われており、高架橋脚が点在していました(一趣味人のエゴですが、これが山線を過去帳に追いやると複雑な思い)。

ニセコプリンスひらふ亭は、シーズンオフ価格。しかも全国旅行割もあるので、露天風呂付の部屋(羊蹄山ビューです)が、2食付きで格安に泊まれます。快適な一泊でした。朝はせっかくなので鉄道撮影です。夜明け前の倶知安駅です。

朝のみ走るキハ201。小沢駅です。札幌に向かう通勤列車(電車のような面構えですが、気動車です。)。羊蹄山がよく見えています。

快速ニセコライナーです。これも札幌方面への通勤列車です。小沢ではしっかり見えていた羊蹄山。早くも雲隠れです。

比羅夫駅も覗いてきました。冷え込みを覚悟して厚着して朝練に臨みましたが、まだ寒くなく、最後の秋を楽しめました。

宿をチェックアウトし、再度余市を目指しました。途中立ち寄った二木駅。果物王国らしい個性的な駅舎です。ちょうど列車がやってきました。余市では、ニッカ工場を見学するつもりでしたが、残念ながら休館。旅行割のクーポンを使って、柿崎商店で烏賊を箱買いしました。お昼は、回転ずし「余市番屋」。これがとても美味。余市、次また訪ねる理由がいくつかできました。

帰りに立ち寄ったニセコ駅。1か月前は、駅を埋め尽くすようなハロウィンの飾りつけ(カボチャ)で大賑わいでした。今は、人影も少なく、駅前のナナカマドが葉を落とし、青空に赤い実が映える晩秋の駅になっていました。

ニセコから真狩を経て豊浦。豊浦からは、噴火湾に沿って下道を北上しました。途中、北舟岡駅は日没後のグラデーションが素敵でした。初冬の色です。

お気に入りの宿と景色。楽しく、心に残る晩秋旅でした。今回の旅は、全国旅行割を使用して、1泊あたり@約7千円でかつクーポン@3千円付くというお得なものでした。ありがたいです。白老鉄日記vol.97「落ち葉ふみながら」でした。
なお、柿崎商店で買った箱買いの烏賊は、一夜干しし、毎日おやつに頂いております。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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