厳冬、勇払原野(日高本線)

年が明けて5日目、2023年「鉄はじめ」は自宅から近い日高本線でした。素人の写真って、キホン自己満足なのですが、今年は、それだけの世界に留まらず、「北海道の魅力の発信」になり、微力ですが、「訪ねてみたい・乗ってみたい」の旅行者満足に繋がれば嬉しい。そんなことを心掛けたいなぁと思う新年です。そのためには、まずは健康です。そして無理せず安全な撮影ですね。(2023/1/5)

1月に入り、道内各地で最低気温を更新しており、いよいよ冬本番です。私が住む胆振地方も最低気温は連日マイナス二桁です。三が日は箱根駅伝をテレビ観戦するなど、ダラダラ過ごしましたが、そろそろ撮ろうかなと、1月5日は夜明け前に家を出てました。沼ノ端で樽前山バックに撮る目論見は外れ、勇払駅の駅情景から撮影開始です。

30分後には、下り列車がやってきます。さてどこで撮ろうか。こんな感じで、原野に沿った海岸に車を停めました。撮影に際しては車を安全な場所に停めるのは必須。通い慣れた鉄路ですと、停める場所はだいたい決めています。多少歩くことも多いですが、いい運動になります。

線路に沿ってエゾシカの群れ。遠目にも殺気を感じで逃げることがあるので、列車通過までは知らんぷりします。そして通過する瞬間にレンズを向けます。勇払原野は草木に樹氷がついていて、寒々しい風景が撮れました。

少し車を走らせて、浜厚真へ。薄っすらですが、期待通りの樹氷。先ほど撮った列車が鵡川から戻ってきました。1カット目は、駅前からの撮影です。2カット目は駅を発車するシーンです。

次の列車まで1時間以上「間」があります。3月のダイヤ改正で廃止が発表された浜田浦駅を覗いてみました。周囲に民家は殆どなく、日中は列車が通過する小さな駅。日高本線は苫小牧を含めて5駅しかないので、1駅廃止は寂しいものです。小さな倉庫のような待合室には、可愛いイラスト画が飾ってありました。でもリアルです。

終点鵡川。シシャモの街です。道の駅に温泉があります。入ろうかなと思いましたが、眠くなるので止めました。駅舎内には、「日高線でキハ40三昧!」とかなりマニアックなポスターが。ヨンマル、続けてくださいよ。

2時間近く待って、10時台の列車を再び勇払原野で撮りました。樹氷はすっかり溶けて、枯野に戻っていました。朝とは色が違いますね。

撮影終って、勇払の街でラーメン。味噌を選択。最近の濃いめの有名店とは異なり、薄口ですが素朴な味。私はこっちが好みです。体も温まりました。


翌日、樽前山バックをリベンジ撮影。雲がかかってリベンジならず。この場所が樹氷になったとき撮るのが今シーズンの目標です。(なかなか、樹氷が付かないらしいですが。)

白老鉄日記vol.104「厳冬、勇払原野」でした。

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