友来たる2(胆振、後志)

今回、当初の天気予報は3日間とも「曇りと雨マーク」。このところ北海道の天気は梅雨のようにぐずついていました。初日は奇跡の快晴でしたが2日目は朝から雨。目当ての長和の俯瞰は無理そうなので、急がず「のんびり行こう!」と国道237を下り、日高線に向かいました。

日高線に到着したのはお昼過ぎ。鵡川行がすぐにやってきました。いつもの浜厚真で撮った後、返しは勇払原野で。完全に曇天でしたが、夏の原野らしく撮れました。

せっかくなので、ドン曇りでも北舟岡、長和の俯瞰にも立ち寄って、この日の宿(豊浦のしおさい)に向かいました。しおさいは久しぶりに泊まりましたが、トイレ付きの部屋になるなど以前より快適。お風呂も良かったです。

最終日は、奇跡は起きず、ドン曇りでしかも霧が濃い朝。曇りだったら「山線」と、ニセコ、倶知安方面に向かいました。豊浦は室蘭本線の撮影に至近な他、山線まで30キロと遠くなく、便利な場所です。まずは、比羅夫で6時台の始発列車。

先般、「JR北海道が42駅の廃止を検討している」との報道がありましたが、悲しいことにその中に比羅夫駅が含まれています。西暦2000年にはJR北海道が記念植樹をしたエゾヤマザクラの並木が立派に育ち、春には見事は花が見られる比羅夫駅。初夏のルピナスや紫陽花も素敵です。そして何といっても、「駅の宿ひらふ」のある駅です。

新幹線開業と引き換えに廃止となる山線。駅の廃止はそれまで待ってくれると思います。よもや自ら記念植樹した桜並木をいとも簡単に伐採するなどはしないと思います。今後の動向に注視していきたいと思います。

続いて、ルピナス期待の小沢駅。一昨年は見頃過ぎ、昨年は見頃も咲き具合はボチボチでした。そして今年は‥‥。おおおぉぉ~! 駅構内はルピナスで埋め尽くされていました。今回の旅で最も興奮した瞬間でした。

小沢駅の感動が冷めやらぬ中、ニセコで1枚撮り、ニセコビュープラザで買い物をし、豊浦に戻りました。

豊浦に着くと霧が消え、晴れ間さえ見えます。久しぶりに豊浦展望台に行きました。この日はちょうど四季島が東京に戻る日です。

大岸方面も見通しが良い条件で撮れました。(その後ふたたびここは霧が発生し、見えなくなりました。良いタイミングでした。)

宇宙軒s字も行きました。

礼文華の森では、積乱雲も見えて、夏らしい1枚

ラストは、いちばんのご希望だった長和の俯瞰。残念ながら駒ヶ岳は見えず、海も霞んでいましたが、日が差す条件だったのは何よりです。

旅疲れはありましたが、このところ行けていかなったところも回れて良かったです。古希まであと1年、こんな旅があと何年、何回できるかと思うと、それぞれの機会はとても貴重です。そして、何よりも北海道好きの友人にとって良き旅であったらいいなと願っています。白老鉄日記vol.134「友来たる2」でした。

四季の旅写真Gallery Annex

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