丘巡り、星巡り、鉄巡り(美瑛、丸瀬布)

初夏の北海道、旅行者の頃に戻ったように、久しぶりの美瑛、そして丸瀬布の小さな蒸気を楽しんできました。さらに星空撮影にも挑戦しました。
写真は、被写体によって、難易度も面白さもまったく異なります。この趣味の妙味と可能性を感じました。老いてますますなんちゃらです。(2024/6/6-9)

奇跡的と言っても大げさでないくらい、旅の4日間、天気はずっと晴れ。とくに2日目が最高でした。朝の根室線撮影を終え、六花亭カンパーナで一休み。テラスから富良野岳と富良野線(学田駅)が見えます。

初夏のクリスマスツリーの木。夕日撮影、星座撮影の候補地として、下見がてら立ち寄りました。

十勝の山々がくっきり見える日は、ここです。美瑛岳(右)、美瑛富士(左)をバックに、切れ味ある写真が撮れました。H100も顔つき良しです。

東神楽神社のカラフルな風車。インスタ映えするスポットなのでしょうが、風車とは、回る(経済、世の中)、避ける(病気、災い)の縁起物なのです。

久しぶりの北美瑛駅。かつて美瑛巡りをしていた頃、旅の始まりと終わりに立ち寄った場所。変わりありませんでした。

赤羽の丘。ここも久しぶり。ポプラの木々も健在で、嬉しくなりました。そろそろ夕日の時刻です。

美瑛のセコマで、晩御飯代わりに、おにぎりを買って、セブンスターの木のポイントへ。ちょうど夕日が沈む時刻でした(午後7時台)。夕日の沈む位置は、目標の木々より北方でしたが、小さな木が良い目印になりました。

マジックアワー。残照で染まる空が少し入った、セブンスターの木とその仲間たち(白樺並木)。白樺並木が随分と大きくなりました。

そして、星座撮影です。天の川が目標でセブンスターの木を合わせます。時間は午後9時過ぎ。驚いたことに、その時刻が近づくと、1台、また1台と車がやってきて、計10名程度の撮影者となりました。鉄道も、風景も、星座も同じ。皆、撮影機会を良くご存知です。
さて、私の「初」星座写真ですが、レンズ、スキルそして現像に課題があって、星はいっぱい写りましたけど、天の川は明確には見えませんでした。残念な気持ちは全く無く、良い条件(新月、快晴)で満天の星が見られたことに満足しました。何とかその日のうちにホテルに戻ることができました(;^_^A

翌日も快晴。高速を使い、長駆、丸瀬布へ向かいました。途中、比布のPAでコウリンタンポポ。この季節の北海道でよく見られます。

久しぶりの丸瀬布いこいの森では、雨宮21号が元気に走っていました。暑い日だったので、煙は薄かったですが、メルヘンな風景が撮れて満足です。計5本撮りました。

せっかくの道東なので、石北本線の有名撮影地(白滝発祥の地)でも一本撮りました。初夏6月は初めてでしたが、春の若葉でもなく、夏の深緑でもなく、人生で言えば青春に相当するような、淡い緑が印象的でした。

最終日は、根室線に寄って、旭川空港に直行して、友人お二人をお送りしたので、旅写真としては、三日目のこの写真がフィナーレです。北海道の母なる川、石狩川の上流付近です。背後に小さく見えるのが大雪山と層雲峡で、石狩川の源流に当たります。
旅は、神奈川からのJさん、Mさん、途中旭川のAさんも加わってくださり、鉄あり、丘あり、星座あり、動物園ありと盛りだくさん。食はほとんどセコマでも、初夏の北海道を存分に満喫して頂けたら幸いです。いちばん楽しんだのはたぶん私だと思いますが(;^_^A

そうそう、旭山動物園を初めて訪ねました。平日だったので、動物園入り口近くに車を停めることができ、ゆっくり見物できました。初夏の日差しを浴びて、動物ファーストな環境で、動物たちは皆、生き生きと気持ちよさそうでした。この動物園の人気ぶりがよくわかりました。とくに見たかったのはオオカミでした。犬に似ていましたがやはりオオカミ。森で遭ったら熊より怖そうです。動物たちの写真に代えて、可愛いマンホールを。

白老鉄日記Vol.193「丘巡り、星巡り、鉄巡り」でした。

四季の旅写真Gallery Annex

北海道、関東中心の、鉄道風景写真ギャラリー(新館)です。

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