雪景色・冬景色(根室本線)

退院した週に、お仲間お二人と「てつたび」。初日は大雪でウヤ、最終日は信号機故障で午後がウヤだったわりには、撮りたかったシーンがけっこう撮れました。やっと「真冬の北海道」に会えた気がしました。すこぶる体調良く、旅ができたことが何より嬉しかったです。(2025/1/31-2/2)

初日は、東京からの友人Nさんと新千歳空港で合流し、滝川に向かいました。小雪舞う中、赤平の雪原で撮影開始。午前中ウヤだった積雪を払うモーターカーが通過しましたが、待てども列車は来ず。結局、午後もウヤになってしまい、初日の日中撮れたのは、この1枚のみ( ;∀;)

その後、旭川のAさんと合流し、滝川のホテルにチェックイン。近くの松尾ジンギスカン本店で夕食。夜になると運行が再開したので、一度も撮らずに寝られないと、東滝川駅の最終列車を撮りました。3月のダイヤ改正で廃止となる東滝川駅。いつもお世話になった駅です。お礼の気持ちで訪ねるのも今回の旅の目的の1つでした。

そして翌朝。雪は止んでいます。列車は動いています。東滝川駅から撮影開始です。まだ夜明け前。滝川始発の芦別行です。

芦別から戻ってくる列車は、滝川の田園地帯で撮ることにしました。バックに針葉樹があり、Nさんおススメの場所。実は昨日もここで三脚を立てました。今回は来てくれました。大雪原になった田圃、着雪良い針葉樹林をバックに、列車は雪煙を上げて走っていきました。富良野始発の滝川行(2両)もこの場所で撮りました。

続いて向かったのは、茂尻駅の先の人道橋が見える踏切でした。バックの山の着雪を期待でしたが、期待どおりで、前夜降り積もった雪は綺麗に付いていました。3か月前の紅葉から見事な変身ぶりです。ここで、普通2本、そして富良野貨物を撮りました。

そして、次はAさんおススメのポイント。鉄橋を渡る列車をサイドビューで。金山ダムを思い出すような雰囲気です。ここは1時間のんびり待って撮りました。写真を見ていただく分には、休む間もなく撮っているようにみえるかもしれませんが、「1時間に1本」はローカル線ではポピュラーなリズムです。


お昼は、上芦別にある「新宝来軒」でラーメンを頂き、野花南方面に向かい、Nさんがこの場所までリーチ。野花南の田園地帯を見渡せるスケール感ある、いわゆる「プチ俯瞰」です。ここでも待ち時間は1時間。意外に寒くなく、楽しいひとときでした。
300ミリにテレコン(1.4倍)を付けて撮ったものです。雪原と雪山の境目に線路があり、予想以上に車両がよく見えました。

午後も後半になりました。駅撮りをしながら滝川の宿に向かいました。まずは芦別駅の交換。北海道色同士は絵になります。

次の撮影機会が、いわゆるマジックアワー。平岸駅で2本撮りました。この跨線橋を入れた1枚、お気に入りです。日が落ちて冷えてきましたが、我慢して待った甲斐がある、冬空らしいグラデーションになりました。続いてやってきた滝川行は、低く構えて、雪に覆われたホームを表現してみました。


二日目のラストは、赤平駅で、貨物と普通列車の交換。空には月と金星が出ていました。金星も何とか写っていますね。夜明け前から日暮れまで、よく撮れました。

そして、最終日(三日目)です。富良野は気温がマイナス15度以上になる予報でしたので、夜明け前に滝川の宿を経ち、富良野を目指しました。途中、夜が明けると、木々に霧氷は無く、枯れ木状態。がっかりしながらも一縷の望みを持ちながら富良野を目指しました。島ノ下辺りで景色が一変しました。木々に霧氷が付いています。トンネルのところで、滝川行始発に間に合いました。夜明け前の流し撮り、青みを帯びて、いい雰囲気。

そして、撮影予定の場所に到着すると、曇り空ながら霧氷の付き具合はGoodです。この気温、この天気だと霧氷ももちそうです。期待半分だっただけに、この景色には喜びも倍増です。

この後、いったん野花南方面に戻り、普通列車2本を撮りました。ここは霧氷こそ見られなかったものの、着雪状態が素晴らしく、「これぞ雪景色!」というシーンが撮れました。

ふたたび、富良野に戻り、ダメ元で霧氷狙い。曇っていたのが幸いして、霧氷は列車通過の11時台までもってくれました。富良野からの返しをこの場所から撮って、お昼を挟んで滝川方面に戻ると、天気は回復。しかし信号機故障で午後便はウヤ。結局、この富良野での霧氷が今回の旅のファイナルカットになりました。

今回の旅は、ほとんどがNさん、Aさんにご案内いただいた場所で撮影。あらためて御礼申し上げます。このラーメンは上芦別の新宝来軒、Aさんおススメの店で、2日連続でお昼を頂きました。


長い記事を見てくださり、ありがとうございました。
白老鉄日記vol.225「雪景色・冬景色」でした。

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