暑さを避けて避暑地へ、寒い時期は温泉へという選択も旅ですが、宮脇俊三氏が自署で「冬こそ北海道」と述べておられるように、最も非日常的で異質なものに触れたいのなら、日本国内では真冬の北海道です。「年始の旅」の後半は札幌で鉄&グルメ。暖冬とはいえ、冬のプレゼント(夜明けのササラ電車)がありました。
登別から札幌まで。車よりバスより、鉄道は正確で快適です。夕刻札幌に到着しました。狸小路のホテルにチェックインし、さっそくススキノへ。少ないながら一応雪はあります。
時折、雪も降り、冬の札幌らしい雰囲気の中、市電撮影です。
今回は、300㎜単焦点持参です。IS付きなので手持ちでも迫力ある夜景が撮れました。このレンズを持ってきた真の目的は、、、
札幌でのもう一つの楽しみです。到着と同時に札駅地下のはなまるで寿司を戴き、夜はだるまでジンギスカン。
そして、翌日の夜明け前午前5時。薄っすらとではありますが雪が積もった市電の線路。期待半分で待つこと数分、ササラが登場してくれました。バックの夜景は大倉山のジャンプ台なのですが、この構図を撮るために300㎜単を持参したのでありました。念願成就です。
ササラ電車接近! 淡い雪なので除雪はそこそこですが、「冬こそ北海道」を象徴するシーン、今年も撮れました。
札幌滞在の二日目は、北の40記念入場券を発売してる駅巡りをすることに。できる限り効率的に短時間で札幌に戻ってくるのが目標です。最初に選んだのは追分駅。奮発してスーパーおおぞら3号に乗って行きました。ここで1枚目の切符をゲットし、すぐさま2番線に停車しているキハ(室蘭本線)に乗って苫小牧(2枚目)。苫小牧から千歳へ(3枚目)。
千歳を出ていったん札幌に戻り岩見沢(4枚目)に向かいました。さすがに岩見沢まで来ると雪多いです。
そして、岩見沢から苗穂へ。改修後の苗穂駅に立ち寄ったのは初めてですが、その変貌ぶりにびっくり。かつての駅舎や駅の雰囲気が懐かしいです。一方でかつては撮れなかったアングルでこんなシーンの撮影も可能になりました。
既に入手していた東室蘭駅を含めて、6枚の記念入場券をゲットしました。
夜には白老に戻り、翌日は旅の最終日、室蘭本線で朝練です。
長万部始発の朝のキハ3連は、きれに3両ともキハ40。朝日に輝く有珠山をバックに。
平日の北舟岡駅。室蘭方面に向かう通学客でにぎわいます。海を望む駅からの通学、後年素敵な思い出になることでしょうね。
駒ヶ岳も姿を見せてくれました。今朝もキハ運良しです。
伊達紋別方面に向かう普通列車。暖かく、山の雪も少なめで、冬でありながら晩秋のような風景です。
帰り道に寄った黄金。羊蹄山が半分くらい見えてきました。内陸の羊蹄山と海側の伊達の双方で天気が良い場合に初めて見える羊蹄山。冬場はそんな条件に適うは稀です。
見えそうで見えなかった山頂。春先の訪問までお預けです。
海上の駒ヶ岳は、いっそうくっきりと。
朝練ラストに立ち寄った虎杖浜駅。春には、ウポポイ(国立アイヌ民族博物館)がオープンする白老町。白老駅は全特急列車が停車するようになります。
お昼は「いけ田」で刺身定食12点盛り。北海道の冬の海の幸を戴いて、年始の旅の締めにしました。次は早春3月の訪問です。
「2020も はじまりは北の大地から②」でした。ご高覧ありがとうございました。
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