夏は来ぬ(根室本線)

氷点下20度で樹氷を撮った駅に夏が来ました。ホームに沿って初夏の花ルピナスが勢ぞろい。午後の日差しをたっぷり受けて、構図右に北海道色のキハ40が収まる予定でしたが、直前で日が陰ってしまい、予定が狂いました。よくあることですが、リベンジしたくとも、この駅は次の夏にはありません。廃線まで残り9ヶ月‥‥。(2023/6/6-7)

自宅から200キロ。最初に到着する根室線の駅は、だいたいは金山駅。午後1時、金山駅に到着すると、何か動いている。バラストを摘んだ貨車を2両曳いて小さな機関車がちょうど東鹿越方面に向かうところでした。

ダメ元で、私も東鹿越方面に車を走らせました。ゆっくり走る作業車両。金山ダム、そして金山湖の橋梁の2か所で記録できました。危険が伴う保線作業。鉄路の安全管理のお務め、ごくろうさまです。

当初の予定としては、15時の往復は「下金山辺りでルピナス」でしたが、流れで金山湖畔。ここで往復を撮ることになりました。前回訪問と変わり映えしない写真となりましたが、相変わらず満水の金山湖。森の緑はいっそう鮮やかになっていました。

15時の往復を撮り終えて、山部方面に向かう途中、キタキツネの親子に遭遇。母狐と子供は3匹。生まれたては狸みたいな顔ですが、この子たちは生後1ヶ月以上は経過しているようで、しっかりキツネ顔。元気に育てよ!

事前に聞いていたとおり、下金山のルピナスは去年ほど華やかではありませんが、そこは工夫です。撮影者も思ったより少なく、17時の往復をここで撮りました。まず下り東鹿越行き。やってきたのは宗谷色。検査明けでピカピカです。

東鹿越から戻ってきた上り列車です。根室線のルピナス、今年も撮れて良かったです。

日が一番長い季節。19時台の快速狩勝も、布部辺りなら余裕で撮れます。布部駅はフランス菊の天然の花畑。メルヘン風に撮れました。曇り予報でしたが、青空が広がって、珍客まで撮れて、満足な1日でした。

一転、翌日は、午後から雨の予報なので、午前中で切り上げるつもりでしたが、なんと朝から雨本降り。たまに止み間はあるものの、すっかり意気消沈。朝の2往復を撮りましたが、何とか写真になったのは、以下の2カットだけでした。

来週は「東京から友来たる」。またこちらに来る機会があるので、今回は早々と切り上げました。富良野に向かう時に立ち寄った、室蘭本線早来駅と安平道の駅と菜の花も掲載しておきます。

久しぶりの早来駅。在京時代は新千歳空港の時間調整でよく寄りました。あのハイブリッド車と比べれな、キハ150でさえ、愛しく感じました。

安平町は、町興しで菜の花を育てています。今が花盛り。道の駅のキハ183を強引に入れてみました。

白老鉄日記vol.131「夏は来ぬ」でした。

四季の旅写真Gallery Annex

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