蝦夷梅雨 白老鉄日記 vol.37

月イチペースで白老に滞在するようにしています。7月初旬は季節の節目ということで、ショート夏休み3泊4日の滞在となりました。うち1泊は岩内の髙島旅館。久しぶりに函館山線にも立ち寄りました。寅さんの駅小沢は変わらぬ佇まいでしたが、車両は置き換わり最新車両になりました。コロナで遅れていた白老ウポポイもようやくオープン間近の盛り上がりでした。(2020/7/2-5)

到着した日は、前線通過中で雨本降り。空港から白老、豊浦を経由して倶知安を過ぎたあたりで雨が上がりました。久しぶりの小沢駅。盛りを過ぎたルピナスと夏の緑に囲まれて、この3月のダイヤ改正で投入された新型車両デクモの電子音のようなタイフォンが響きます。

宿泊は3度目となる岩内髙島旅館。直前の予約でしたがキャンセルの直後で運よく取れました。アワビ、青ツブ、ヒラメ、ウニなど北の日本海の海の幸のフルコースを堪能し、温泉にも三度入りました。

翌日は晴れ予報。気合入れて朝練に出ましたが、天気回復は遅れているようで、羊蹄山は雲の中。小沢駅で駅撮りすることにしました。

朝霧の中、始発列車が到着。デクモです。この景観にはまだ馴染めない感じです。

朝の牧場は牛の放牧中。長閑です。

旅館で朝食後、もう一度露天風呂に入ってチェックアウト。日本海に沿って南下します。寿都辺りで晴れ間が見えてきました。寿都から太平洋側に。途中立ち寄った二俣駅。

落部まで来ました。ここまで来たのはほんとうに久しぶり。寝台列車も無くなって、かつての有名撮影地も草ぼうぼう。晴れると青く澄んだ海がきれいです。

望遠でキハ撮り。ここはまだヨンマルの天下

上りの普通。海が実にきれいです。短い時間で、効率的に撮れました。函館まで行こうとも思いましたが、夕景は北舟岡で撮りたいと思い、ここから北上しました。

長万部でカニを買いました。コロナ禍のためカニ祭りは中止でしたが、本来はこの土日がカニ祭りの予定でした。そして静狩駅。ここも久しぶりです。ちょうど午後の普通列車がやってくる時間でした。

豊浦から、礼文華峠を下ってきた普通列車。日高色です。

お気に入りの駅を久しぶりに訪ねるときはドキドキします。この駅舎、駅の佇まいが変わりないことに安堵でした。

礼文華のカーブでは、撮影した形跡無く、夏草が伸び放題になっていました。その合間から上りの北斗。乗客が戻ってきたので、編成が長くなりました。

予定通り、日没狙いで北舟岡駅に到着しました。適度に雲があって期待が高まります。まず18時前後の普通列車です。

夕日を浴びて北斗が通過

日が沈みます。列車が到着したのはこの5分後でした。夕日と合わせるには夏至の頃がベストなんですね。来年にこのアングルで挑戦したいと思います。

そして19:12、普通列車がほぼ同時に到着しました。両方ともヨンマルだったのはラッキー。前回(6月)とは別視点で。残照に輝く顔を強調しました。蝦夷梅雨でシトシト雨続き。滞在中唯一の晴れ間のある1日でした。

3日目は雨で意気消沈し撮影無し。最終日も曇り空でしたが、朝練に出かけました。北舟岡駅は、原生花園状態!

洞爺の先の桜咲くポイント。朝の三連は残念ながら先頭がキハ150

ホタルブクロ咲く虎杖浜駅。このあと、開業間近のウポポイ周辺をドライブし、帰路に就きました。

帰りは早来経由で。18時の便は機材の故障で出発遅延連絡後の欠航。ヤバいと思いましたが、次の便に乗れました。ヤレヤレです。蝦夷梅雨で撮影はやや消化不良でしたが、新鮮な海の幸に満足な滞在でした。Fin.

四季の旅写真Gallery Annex

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